BIOニューズクリップ

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グローバルBIOニューズクリップ@Monsanto
Vol.84 2010年8月13日
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☆目次★
* 今週のひとこと
* 日本モンサントからのインフォメーション
 (ブリティッシュ・カウンシル主催クリスマスレクチャーへの、日本モンサント株式会社からの協賛のご案内)
* 日本モンサントからのインフォメーション
(2010年遺伝子組み換え作物圃場見学会のご案内)
* インド 高温耐性GMコムギの開発プロジェクトが始動
* ニュージーランド 遺伝子組み換え牧草を用いた家畜からの温室効果ガス削減 
* オーストラリア 遺伝子組み換えナタネの作付け面積が急拡大

▼▽今週のひとこと▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の一言は「生物多様性」です。
2010年は「生物多様性年」と言われます。今年の10月には名古屋で、「生物多様性条約第10回締約国会議/カルタヘナ議定書第5回締約国会議(COP10/MOP5)」が開催されるため、生物多様性について新聞などで取り上げられる機会が増えています。

◆ 日本モンサントからのインフォメーション
「ブリティッシュ・カウンシル主催クリスマスレクチャーへの、日本モンサント株式会社からの協賛のご案内」
英国の国際文化交流機関、ブリティッシュ・カウンシルが毎年青少年向けに開催する科学実験講座クリスマス・レクチャーが、今年も9月4日~5日に有明のパナソニックセンター東京で開催されます。
21回目となる今年のテーマは「植物」。植物と動物の相互作用を研究しているイギリス人研究者のスー・ハートリー教授*が、植物と動物の3億年をかけた闘いについて、実験を交えながら楽しく講演いたします。
日本モンサント株式会社は、この青少年向けの科学実験講座「クリスマス・レクチャー」に協賛しており、当日の企画に協力します。多くの皆様からお越しいただけますようご案内いたします。

第21回英国科学実験講座 クリスマスレクチャー2010「植物-三億年の戦い」
http://event.yomiuri.co.jp/2010/xmas_lecture/

*スー・ハートリー教授
サセックス大学の生態学教授で、植物と動物の相互作用を研究。イギリス生態学会の副会長を務める一方、欧州委員会と欧州食品安全機関では、アドバイザーとして遺伝子組み換え農産物の生態学的影響について取り組んでいる。(英国王立研究所クリスマスレクチャーHPより)

◆ 日本モンサントからのインフォメーション 
「2010年度 夏の遺伝子組み換え作物圃場見学会のお知らせ」
日本モンサント株式会社では、昨年に引き続いて自社研究農場(茨城県河内町)において、遺伝子組み換え作物(ラウンドアップ・レディ大豆、イールドガード/ラウンドアップ・レディ・トウモロコシ)の見学会を実施いたします。この機会に是非、遺伝子組み換え作物の実際の栽培の様子をご覧ください。
詳細はこちらから
http://www.monsanto.co.jp/biotech/info/experiment/100601.html


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◆ インド 高温耐性GMコムギの開発プロジェクトが始動 ◆
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2010年6月27日/Deccan Chronicle
Global warming? Now wheat to beat heat
http://www.deccanchronicle.com/chennai/global-warming-now-wheat-beat-heat-214
<記事要約>
気候変動と地球温暖化が今後、農業に深刻な影響を与える事を懸念して、インドの科学者達は高温耐性のコムギ品種の開発プロジェクトを立ち上げました。
ニューデリーにあるインド農業研究所、国立植物バイオテクノロジー研究センターの理事でありこのプロジェクトの主任科学者Kailash Chandra Bansal博士は、ゲノミクス(ゲノム科学)と遺伝子工学の進歩によって地球温暖化に対処するための戦略を、科学者が提案する事を望んでいます。Bansalshi博士は、インド緑の革命の父であるM.S. Swaminathan教授がかつて行なった研究で、1℃の温度の上昇によって毎年6百万トンのコムギが収穫できなくなると指摘した事に触れ、以下の様に述べています。
「私達はSwaminathan 教授の調査結果を深刻に受け止めています。インド政府でバイオテクノロジーを担当する部署は、私たちの(訳注:遺伝子組み換えの)高温耐性コムギ品種の開発に青信号を出しており、研究は進行中です。地球の温度が1℃上昇する前に、新しいコムギ品種は完成している事でしょう。それは遺伝子組み換え品種のコムギで、通常のものと違いはありません。」


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◆ニュージーランド 遺伝子組み換え牧草を用いた家畜からの温室効果ガス削減◆
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2010年6月16日/Radio New Zealand
Clover research could reduce farm gas emissions
http://www.radionz.co.nz/news/stories/2010/06/16/12480a148833
<記事要約>
牧場における温室効果ガスの排出量を減少させ、同時に(訳注:畜産や牧草生産の)生産効率をを引き上げる研究が公表されました。
ニュージーランド最大の国有の研究開発企業であるAgResearch社は、(訳注:遺伝子組み換え技術を用いる事によって)羊や牛が好んで食べる牧草であるホワイトクローバー(シロツメクサ)を、環境に対してより安全なものにする研究を行なっています。
現在用いられているホワイトクローバー飼料では、タンパク質含量が少なすぎるために、(訳注:家畜のタンパク質要求量を満たすために過剰な量の餌が与えられ、これが反芻動物の消化管で微生物分解による温室効果ガスを発生させ、家畜のげっぷとなる事で)多くのメタンガスを放出すると言われています。しかしニュージーランド国立研究所のJimmy Suttie報道官の説明によると、タンニンが飼料の中に存在すればメタンガスの発生が抑制されるため、肉やミルクの生産を増加させても温室効果ガスの排出を抑える事ができます(訳注:メタンガスの温室効果は二酸化炭素の約21倍)。
Suttie氏によれば、現在は機能していないものの、タンニン含有量を上げる遺伝子がホワイトクローバーに存在しています。研究者達はこの遺伝子が動くようにする方法を研究中です。
ニュージーランドの温室効果ガス排出量の約半分が、農業生産活動に由来するものです。この研究に対してニュージーランド緑の党は反対していますが、政府と農民連合は支持を表明しています。


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◆ 遺伝子組み換えナタネの作付け面積が急拡大 ◆
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2010年7月8日/Stock & Land
GM plantings explode
http://sl.farmonline.com.au/news/nationalrural/grains-and-cropping/general/
gm-plantings-explode/1880219.aspx?storypage=1

<記事要約>
オーストラリア油糧種子協議会(AOF)の予測によると、2010年に西オーストラリア州で遺伝子組み換えナタネの商業栽培が開始されたことから、オーストラリアの国内の遺伝子組み換えナタネ栽培面積は2009年の3倍以上に増加しました。
西オーストラリア州では、遺伝子組み換えナタネの栽培が初年度であったにもかかわらず、州内のナタネ栽培面積の50%以上を占めました。
オーストラリア国内(西オーストラリア州、ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州の3州)では遺伝子組み換えナタネが約13万3,000haで栽培されていますが、このうち西オーストラリア州は7万2,790haを占めています。次いでビクトリア州が3万6,500ha、ニューサウスウェールズ州では2万4,040haの遺伝子組み換えナタネが栽培されていると推定されます。
西オーストラリア州は今年初めて遺伝子組み換えナタネを栽培しましたが、他の2州における遺伝子組み換えナタネの栽培は3年目です。
AOF の6月の生産予測に基づけば、オーストラリア国内における遺伝子組み換えナタネの栽培面積(13万3,000ha)は、ナタネの総栽培面積(約161万ヘクタール)のおよそ8%を占めています。
モンサント・オーストラリア社の社長Peter O'Keeffe氏は、遺伝子組み換えナタネ作付けの増加を興味深い事実として以下のように述べています。「技術的知識や経験の豊富なオーストラリアのナタネ生産者が遺伝子組み換えナタネの栽培を急速に進めたのは、このナタネを用いた生産システムが雑草管理に優れ、圃場の耕起回数を減らし、燃料の使用量を下げ、そして土壌処理除草剤の使用を避ける事ができるなどの点が支持されたためです」。.
O'Keeffe氏は、遺伝子組み換えナタネの栽培増加は、議論を呼んだこの技術が生産者の間で広範な賛同が得られた事を示すとし、以下の様に述べています。「この数字は遺伝子組み換えナタネの承認品種が農業生産者に受け入れられ、(訳注:西オーストラリア、ビクトリア、ニューサウスウェールズの)3州の決断によって生産者が新しい技術を選ぶことが可能になり、農業に利益をもたらしたことを示しています。」
モンサント・カンパニーは農業生産者向けの新品種を開発、商品化を行なう専門の種子会社4社-Canola Breeders社、 Nuseed社、Pioneer社及びPacific Seeds社-に対して、ラウンドアップ・レディーの形質をライセンスしています。


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