BIOニューズクリップ

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グローバルBIOニューズクリップ@Monsanto
Vol.83 2010年7月7日
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☆目次★
* 今週のひとこと
* 日本モンサントからのインフォメーション
(2010年遺伝子組み換え作物試験圃場見学会のご案内)
* 南アフリカ 過去28年で最大のトウモロコシ収穫の見通し
* ルーマニア 農業生産者が遺伝子組み換え大豆の栽培復活を希望
* 米国 多くのアメリカ人が、持続可能な生産が出来るならばGMコムギ製品を受容するとの調査結果

▼▽今週のひとこと▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の一言は「生産者のニーズと新技術」です。
5月24日、内閣府の消費者委員会において遺伝子組み換え(GM)表示のルールを「パパイヤ」にも適用する方針が決まりました。
ウィルス抵抗性の遺伝子組み換えパパイヤは、パパイヤリングスポットウイルス(PRSV)による病気がハワイで大発生した際に、ウィルス被害に困っていたパパイヤ生産農家のニーズとハワイ大学の研究者の研究成果が結びつくことで、認可後に急速にハワイ中へ普及しました。2009年時点ではハワイで栽培されているパパイヤのうち77%が遺伝子組み換え品種です。遺伝子組み換えパパイヤの成功は、農業生産者のニーズと研究者の活動が見事に合致したものでした。
 日本でも、農業生産者のニーズに対応した研究開発を進める事が、日本農業を活性化する事にとって重要であると考えられます。

遺伝子組み換えパパイヤについて、もっと知りたい方は
・バイテク情報普及会
http://www.cbijapan.com/news/2009/n090604b.html
・くらしとバイオプラザ21「遺伝子組換えパパイヤ物語」
http://www.life-bio.or.jp/topics/topics98. tml

◆ 日本モンサントからのインフォメーション 
「2010年度 夏の遺伝子組み換え作物圃場見学会のお知らせ」
日本モンサント株式会社では、昨年に引き続いて自社研究農場(茨城県河内町)において、遺伝子組み換え作物(大豆、トウモロコシ)の見学会を実施いたします。この機会に是非、遺伝子組み換え作物の実際の栽培の様子をご覧ください。
詳細はこちらから
http://www.monsanto.co.jp/biotech/info/experiment/100601.html


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◆ 南アフリカ 過去28年で最大のトウモロコシ収穫の見通し ◆
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2010年5月20日/Bloomberg
South Africa to Reap Biggest Corn Crop in 28 Years
http://www.businessweek.com/news/2010-05-20/south-africa-to-reap-biggest-corn-crop
-in-28-years-update2-.html

<記事要約>
南アフリカでは、適度な降雨と遺伝子組み換え種子の普及による反収増加から、トウモロコシの収穫量が過去28年間で最大規模となる見通しです。2010年の収穫量は昨年と比べて8.7パーセント多く1,370万トンとなる見通しです。今年、南アフリカでトウモロコシの収穫量が増大した理由は、この10年間に遺伝子組み換え品種の種子利用が面積にして14倍にまで普及した事や、気象庁が警報で注意を呼びかけていた干ばつが起こらなかった事にあります。


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◆ ルーマニア 農業生産者が遺伝子組み換え大豆の栽培復活を希望 ◆
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2010年6月7日/Balkans.com Business News
Farmers in Romania claim GM soya cultivated in the past is harmless for the environment
http://www.balkans.com/open-news.php?uniquenumber=59963
<記事要約>
ルーマニア農業生産者全国連盟(FNPAR) は、遺伝子組み換え大豆がルーマニア国内での栽培を禁止されている事によって、同国の農業、食品関連産業が12億ユーロ(約1,440億円、ルーマニアGDP、国内総生産の約1%)の損失をこうむっていると推定しています。
農業生産者全国連盟は、遺伝子組み換え作物全てについて栽培が安全と主張している訳ではありませんが、彼らが過去に栽培した実績がある遺伝子組み換えの大豆について、環境に対して無害だった事を説明しています。
ルーマニアの生産者は、1999年から遺伝子組み換え大豆の栽培を開始し、2006年にはその栽培面積は190,000ヘクタールに達しました。しかし同国がEUへ加盟したため、遺伝子組み換え大豆の栽培は禁止されました(訳注:EU域内では遺伝子組み換え大豆の栽培が未承認だったため)。
結果、ルーマニア国内の大豆栽培面積は、2007年には52,000 ヘクタールまで減少しました。現在ではルーマニアは大豆輸入国であり、(飼料原料として使われる)大豆粕の輸入量も同じく増加しています。


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◆ 米国 多くのアメリカ人が、持続可能な生産が出来るならばGMコムギ製品を受容するとの調査結果◆
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2010年6月3日/FoodNavigator
Survey suggests most Americans would accept 'sustainable' GM wheat
http://www.foodnavigator-usa.com/Financial-Industry/Survey-suggests
-most-Americans-would-accept-sustainable-GM-wheat

<記事要約>
食品技術への考え方を調べる国際食品情報会議(IFIC)の最新の調査によると、もしコムギが持続可能的に生産されるならば、米国の多くの消費者がGMコムギを使用した製品を受容することが示されました。
今回14回目を迎えたIFICの調査は750人の米国の成人を対象にし、最新の食品技術への受容状況を評価する調査を行いました。
GMコムギの商業的利用は少なくとも10年以上先となる可能性が高いものの、今回の調査では「GMコムギの利用が土地、農薬といった投入資源を節約することを可能にし、より多くの人々に食糧を供給するため持続可能な方法で生産されるなら、GMコムギを使用したパン、クラッカー、クッキー、シリアル、あるいはパスタなどの製品を購買する」と答えた回答者が、全体の80パーセントに及んだことを示しています。
また、「農薬の使用削減に役立つなら、GM技術を利用して作られた食品を買う」と答えた回答者は、全体の77%となりました。
IFICは今回の結果から「GMコムギが実際に商業利用が可能な状況となれば、これを用いた製品を受容する支持者がいるだろう」と述べています。
今回の調査では、GM食品が持続可能な農業や食料生産に貢献することを知ると、回答者のGM食品への受容がより上がる事が分かりました。
今回の調査では回答者の半数が「食料生産における持続可能性」についてある程度知っていると回答しました。2008年にはこの割合は41パーセント、2007年には30パーセントでした。
全米コムギ生産者協会、米国コムギ連合会、北米製粉協会および自営製パン業者協会を含む著名な北アメリカのコムギ業界団体は、コムギ産業は競争力の面で問題があると指摘しています。彼らは、コムギと他の農作物(訳注:GM作物が商業的に栽培されている農作物)との間には農家が栽培によって得られる純収益の格差が増大しており、コムギの競争力を改善するためにバイオテクノロジーを用いなければ、今後コムギ生産量は減少し続けるであろうとしています。





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