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グローバルBIOニューズクリップ

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グローバルBIOニューズクリップ@Monsanto 
Vol. 57 2008年12月18日
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☆目次★

▼今週のひとこと
▼モンサントからのお知らせ
* 日本モンサントほ場見学会の感想
今週のキーワード
* オーストラリア・西オーストラリア州が遺伝子組み換えワタ商業栽培の禁止措置を解除
* オーストラリア・農業大臣が遺伝子組み換え作物支持を訴える
* 米国・オメガ-3脂肪酸を増やす遺伝子組み換え大豆油
* 米国・遺伝子組み換えイースト「バイオビール」

▼▽今週のひとこと▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回はオーストラリアから、西オーストラリア州で遺伝子組み換えワタ栽培禁止措置が解除となったほか、オーストラリア連邦政府でも農業大臣が遺伝子組み換えへの支持を訴えています。アメリカでは遺伝子組み換えダイズからとれた油によりオメガ3脂肪酸がより多く摂取できるという研究結果が報告されました。オメガ3脂肪酸は心臓病を予防するほか、脳の発育にも関係があると言われる栄養素で、以前日本でも「食べると頭がよくなる」と話題になったDHAもそのひとつ。ニシンやサバなどの青魚に多く含まれています。またガンや心臓疾患の予防効果があると言われる成分を含む「遺伝子組み換えビール」が開発されています。

▼▽モンサントからのお知らせ▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本モンサントほ場見学会の感想
日本モンサントでは毎年夏にほ場見学会を実施させて頂いておりますが、今年は特に多くの皆様にご参加頂き、遺伝子組み換え作物に対する注目度を実感した次第ですが、参加者の一人が、その感想をご自身のブログでレポートされています。作者の「まさゆき」様は高校の理科の先生で、生徒さんを引率してのご参加でした。
まさゆき研究所〜遺伝子組換え作物農場を見学に行ってきた〜
http://masayukigt.blog123.fc2.com/blog-entry-6.html
臨場感溢れるレポートをお楽しみください。
来年も多くの皆様のご参加をお待ちしております。


▼▽世界のニュースを拾い読み▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜キーワードからバイテク情報を究める!〜

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◆オーストラリア・西オーストラリア州が遺伝子組み換えワタ商業栽培の
禁止措置を解除◆
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2008年11月14日/AAP
WA lifts ban on GM cotton in Kimberley
西オーストラリア州でキンバリーの遺伝子組み換えワタ栽培の禁止措置が解除
http://au.news.yahoo.com/a/-/latest/5146892/wa-lifts-ban-gm-cotton-kimberley/
<記事要約>
西オーストラリア州政府は、州北部にある東キンバリー地区オード川潅漑地域における遺伝子組み換えワタの暫定的栽培禁止措置を解除すると発表しました。遺伝子組み換え作物に関する昨年の報告書では、遺伝子組み換えワタはこの地域に年間5000万オーストラリアドル(約30億円)以上の価値をもたらし、さらに200もの正規雇用を生むと推定されています。
Terry Redman農業・食料大臣は、今回の決定は遺伝子技術規制局(OGTR)、西オーストラリア州農業・食料省とオーストラリア連邦科学工業研究機関(CSIRO)の監督のもと、過去10年間にわたってこの区域で大規模に行われた遺伝子組み換えワタの試験栽培を経た上で下されたと述べました。Redman大臣は、「オード地域で試験栽培された遺伝子組み換えワタは、長期にわたりオーストラリアにおける収量を約10%以上上回ることが多く、しかも害虫の防除などを含め農業栽培上の問題もなく、また周辺の環境に悪影響を与える可能性もないとわかりました。オーストラリアでは、ワタ生産の90%以上がすでに遺伝子組み換え品種となっています。遺伝子組み換えワタを栽培することでオード地域の農薬使用量が減らせるのです。西オーストラリア州では1970年代に非遺伝子組み換えワタの栽培を試みましたが、害虫の被害などで惨憺たる結果に終わりました。生産者は毎シーズン、多いときには40回も殺虫剤を散布しなければならなかったのです。それに比べて、今回試験栽培された遺伝子組み換えワタではたった2回の散布で済みました。
  西オーストラリア州政府は現在、遺伝子組み換えナタネの暫定的禁止措置についても再検討を始め、遺伝子組み換え油糧種子作物に関するリスクマネージメントについて評価を進めています。


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◆オーストラリア・農業大臣が遺伝子組み換え作物支持を訴える◆
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2008年11月14日/AAP
GM crops can help world hunger: Burke
遺伝子組み換え作物は世界の飢餓を救う:オーストラリア農業大臣
http://au.news.yahoo.com/a/-/latest/5158256/gm-crops-help-world-hunger-burke/
<記事要約>
オーストラリア連邦政府は、遺伝子組み換え農作物についての方針は個別に審査して決定するべきだと述べました。
11月19日にローマで開催された国連会議(FAO)において、オーストラリア連邦のTony Burke農業大臣は、遺伝子組み換え作物は世界食糧不足に対する解決策の一つであると述べました。Burke農業大臣はまた、11月20日にABCラジオで、「食品の安全性は、迷信ではなく科学に基づいて決定されなければならない」と話しました。
 遺伝子組み換え技術は、気候変動と世界的な食糧危機に対応する手段のひとつです。Burke大臣は、「世界的に食糧が不足している今、科学が提供する解決策に背を向けるべきだという主張には無理がある」と述べ、食品の安全性の問題はケースバイケースでメリットを考慮して議論されるべきだと付け加えました。


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◆米国・オメガ-3脂肪酸を増やす遺伝子組み換え大豆油◆
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2008年11月6日/Food Product Design
Study: GM Soybean Oil Raises EPA, DHA Levels
研究:遺伝子組み換え大豆油によってEPA、DHAレベルが増加
http://www.foodproductdesign.com/hotnews/gm-soybean-oil-omega3.html
<記事要約>
米国サウスダコタ大学の研究者は、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)レベルを高めるオメガ-3脂肪酸の植物からの供給源として、遺伝子組み換え大豆油のもつ可能性を探っています。この遺伝子組み換え大豆油には、およそ20%のステアリドン酸(SDA)(編註:EPA,DHAの前駆物質)、α-リノレン酸(ALA)(編註:SDAの前駆物質)から変換された多価不飽和脂肪酸が含まれます。
 この研究は、人の食事中のSDAの増加がオメガ-3インデックス(EPAとDHAの量を示す指数)に影響を与えるかどうか究明することを目的に16週間にわたって行われ、その結果は脂質ジャーナル誌(Lipids)に発表されました。http://www.springerlink.com/content/h835221p1p36m153/fulltext.pdf?page=1

21才から70才までの被験者33人が無作為に3つのグループに分けられ、各グループにはそれぞれ普通の大豆油(SBO)、SBOとEPAカプセル、遺伝子組み換えされた大豆油(SDA-SBO)が与えられました。
16週間後にグループ毎のEPAとDHA レベルを測定した結果、EPAカプセルを摂取した群とSDA-SBOを摂取した群でオメガ-3インデックスが増加し、双方には有意差がなかったことが示されました。これに対し、SBOだけを摂取した対照群では、EPAもしくはDHA レベルの増加は示されませんでした。


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◆米国・遺伝子組み換えイースト 「バイオビール」◆
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2008年10月17日/UPI
College students making anti-cancer beer
大学生が抗ガン作用のあるビールを開発
http://www.upi.com/Health_News/2008/10/17/
College_students_making_anti-cancer_beer/UPI-33191224299305/

<記事要約>
米国ライス大学の学生グループが遺伝子組み換え技術を利用して、ブドウなどに含まれる抗酸化物質でガンや心臓疾患のリスクを減らす効果があるとされるレスベラトロールを含む「バイオビール」作りに取り組んでいます。彼らは11月8、9日にマサチューセッツ工科大学で開催される世界最大のコンテストであるInternational Genetically Engineered Machine competition(iGEM)に参加を予定しています。
 昨年のコンテスト終了後、大学院生の一人が冗談で来年はレスベラトロールをビールに入れようと言いましたが、まじめに受け止めたメンバーはいませんでした。しかし今春になってチームが新しいプロジェクトを本格的に探し始めると、レスベラトロール関連の遺伝子でイーストを組み換えるという発表論文がたくさん見つかったのです。さらに調べていくと、個々にメタボリック問題に取り組んでいたチームによって詳細な報告が2つ見つかりました。
そこで学生たちは、ビールを発酵させつつレスベラトロールを生産する遺伝子組み換えイーストを作ることに焦点をあてました。メンバーの学部生はほとんどがまだ未成年なのでビールを買うことはできませんが、学生たちはこのバイオビールが実際に新製品として上市され人々が楽しめるようになるまでには、もう少し時間がかかるため、彼らが成人するころまでは待たなければならないとみています。

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