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グローバルBIOニューズクリップ@Monsanto
Vol. 51 2008年8月14日
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☆目次★
▼今週のひとこと
▼世界のニュースを拾い読み 〜キーワードからバイテク情報を究める!〜
今週のキーワード
◆ ブルキナファソ・遺伝子組み換えワタの商業栽培を開始◆
◆ ウガンダ・遺伝子組み換えワタの試験栽培開始◆
◆ インド・農業生産者が待望する遺伝子組み換えナス◆
◆ 中国・国務院が遺伝子組み換え作物開発プログラムを承認◆
▼▽今週のひとこと▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回はアフリカから遺伝子組み換えワタ栽培に向けたニュースが相次いで入ってきました。アフリカでは、ワタの深刻な害虫被害による生産量の減少を食い止めるために、Bt(害虫抵抗性)ワタを導入しようとしており、ブルキナファソが商業栽培を、またウガンダが試験栽培をそれぞれ開始したそうです。またインドでは農業生産者が収益アップと健康の保護のためにBtナスの開発を望んでいます。最後に、お隣中国では遺伝子組み換え作物開発の国家プロジェクトが開始されるようです。
▼▽世界のニュースを拾い読み▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜キーワードからバイテク情報を究める!〜
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◆ブルキナファソ・遺伝子組み換えワタの商業栽培を開始◆
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2008年7月12日/The Africa Science News Service (ASNS)
Burkina Faso joins countries growing Bt Cotton
ブルキナファソがBtワタ栽培国に仲間入りします
http://africasciencenews.org/asns/index.php?
option=com_content&task=view&id=546
<記事要約>ブルキナファソは2003年からの試験栽培を経てBtワタを商業化し、南アフリカとエジプトに続きアフリカで3番目の遺伝子組み換え作物商業栽培国に加わることになりました。
ブルキナ国立農業研究所(INERA)とモンサント・カンパニーは、最近、種子生産のためのBtワタ種子輸入の商業協定に署名しました。 モンサント・カンパニー・アフリカによれば、1万5,000ヘクタール分の種子がすでに輸入され、作付けが始まっていることが確認されました。来年には40万ヘクタール分に相当する種子の生産が期待されています。
西アフリカのブルキナファソは、農業人口が90%を占める最貧国の1つです。ワタはブルキナファソの輸出総額の50%以上を占めるほど重要な換金作物として栽培されています。しかし、頻繁な干ばつと害虫発生により、ワタの生産に90%以上の損害がでることも珍しくありません。損害を防止するには殺虫剤の使用が有効ですが、殺虫剤の高いコストにより国際競争力が下がってしまいます。Btワタの導入によって、南アフリカや中国、インドの小規模農業生産者が何年もの間享受している経済的利益を、ブルキナファソの農業生産者も受けられるだろうという期待が国中で高まっています。
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◆ウガンダ・遺伝子組み換えワタの試験栽培開始◆
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2008年6月27日/The New Vision
Local Genetically Modified Cotton to Start
遺伝子組み換えワタの試験栽培開始
http://www.newvision.co.ug/D/9/183/635923
<記事要約>ウガンダでBtワタの試験栽培が11月から行われることになり、研究者達がその準備にとりかかっています。試験栽培は他の品種との交雑を起こさないよう慎重に行われます。環境保護活動家は反対していますが、研究者達は、Btワタの開発により害虫被害を抑え、反収を大きく改善し、生産者はより多くの利益を得るであろうと述べています。
ウガンダのワタ生産量はここ数年で激減しています。多くの農業生産者が害虫、低反収、低価格などの理由でワタの栽培を放棄しているのです。このため東アフリカでは原料の不足による綿花工場の操業停止も頻発しています。遺伝子組み換え品種の導入によりこの状態に歯止めがかけられることが期待されています。
ウガンダのBtワタ開発への協力に同意しているモンサント・カンパニーによれば、BTワタは米国で経済的、環境的利益を提供しており、Bt技術(特にBtワタ)を利用した米国の農業生産者の農業収入は最初栽培から10年で99億ドル増加しました。また殺虫剤使用を劇的に減らし、農業収益を改善しています。
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◆インド・農業生産者が待望する遺伝子組み換えナス◆
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2008年7月1日/Salon
Why Indian farmers lust after genetically modified eggplant
インドの農業生産者が遺伝子組み換えナスを切望している理由
http://www.salon.com/tech/htww/2008/07/01/genetically_modified_eggplant/index.html?
source=rss&aim=/tech/htww
<記事要約>5月にインドの遺伝子工学承認委員会(GEAC)は、マハラストラハイブリッドシード社(MAHYCO)が申請していたBtナスの「試験的種子生産」を承認しました。インドは、中国に次ぐ世界最大規模のナス生産国ですが、栽培する小規模農業生産者は、被害のひどい害虫(eggplant fruit and shoot borer)被害に悩まされています。このBtナスはこの害虫被害を抑えるのに効果的なCry1Ac遺伝子を組み込んでいます。
2005年に「リスクリサーチジャーナル」に発表されたインド農業生産者の調査結果では、Btナスに関連する農業生産者の健康リスクその他についての考えを聞き取りましたが、生産者にとって最優先の課題は経済であることが分かりました。彼らは、従来の殺虫剤に対する抵抗性害虫の被害で、すでに破産しかけており、収量を増加させ、経済的利益をあげられるのなら遺伝子組み換えナスを導入すると考えられます。
農業生産者たちはモンサントなどのバイテク企業のプロパガンダにのせられているのではありません。Btワタを導入した農家が収量を上げ、殺虫剤コストを削減できたことを実際に見ているからです。
ある生産者は「私は隣の農場でBtワタの導入により殺虫剤の使用量が減少したのを見てきました。同じ技術がBtナスにも応用されたら殺虫剤の使用を50%は減らせるでしょう。そうすればコストが下がり、利益が上がります」と述べました。また別の生産者は「私達は自分が育てたナスを食べません。化学薬品がたっぷり残っているからです。2~3日置きに殺虫剤を撒いているのですよ!Btナスが開発されれば、私達は自分で育てたナスを食べるようになるでしょう。私はBtナスが絶対に必要だと思います。頻繁に殺虫剤を撒くことで人体に悪影響が出てきているのです。人々は野菜をマーケットで買って食べますが、生産者がそれらの野菜に何を撒いているのか知らないのです」と述べています。
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◆中国・国務院が遺伝子組み換え作物開発プログラムを承認◆
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2008年7月9日/Xinhua
China approves transgenic species development program
中国が遺伝子組み換え作物開発プログラムを承認
http://news.xinhuanet.com/english/2008-07/09/content_8519528.htm
<記事要約>2008年7月9日、中国国務院(内閣)は、国の持続可能な農業開発を強化するための遺伝子組み換え作物開発プログラムを承認しました。 国務院は常務会議においてこのプログラムによって、国の農業技術革新能力を強化し、農業生産者の収入を増やし、農業部門の国際競争力を高めるために重要であると認めました。
温家宝首相が議長を務めた常務会議によると、このプログラムの目標は、中国が知的財産権を所有する高い商業価値を持つ遺伝子を獲得し、高反収で、害虫抵抗性を持つ新たな遺伝子組み換え作物を開発することです。また、常務会議はプログラムの持つ重要性と緊急性を理解し、迅速に実行に取り組むよう強く促しました。
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