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グローバルBIOニューズクリップ

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グローバルBIOニューズクリップ@Monsanto
Vol. 40 2008年2月1日
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☆目次★
▼今週のひとこと
▼世界のニュースを拾い読み 〜キーワードからバイテク情報を究める!〜
今週のキーワード
◆中国・抗酸化物質が豊富な遺伝子組み換えブドウ・開発◆
◆ニュージーランド・高リシントウモロコシ・食用認可◆
◆米国・遺伝子組み換えニンジンでカルシウム摂取量増加◆
◆オーストラリア・科学アカデミー・遺伝子組み換え作物支持◆
◆フィリピン・気候変動への対策と遺伝子組み換え作物◆

▼▽今週のひとこと▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
世界では遺伝子組み換え技術を使って様々な研究開発が行われています。環境問題への貢献と共に、今後さらに特に注目されていくと思われるのが、栄養素の改変など、健康志向に呼応したもの。今週は、抗酸化物質を高めたブドウや、カルシウム含有量を高めたニンジンといった、ちょっと変わった研究開発のニュースを見つけたのでご紹介します。


▼▽世界のニュースを拾い読み▼▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜キーワードからバイテク情報を究める!〜

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◆中国・抗酸化物質が豊富な遺伝子組み換えブドウ・開発◆
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2008年1月7日/New Scientist
Super-wine might boost lifespan
スーパーワインが長寿を後押しするかもしれません
http://www.newscientist.com/article/
mg19726370.800-superwine-might-boost-lifespan.html

<記事要約>中国_西省の西北農林科技大学の研究者たちは、野性のブドウ由来の遺伝子を導入することによって、長寿に関連があるとされる物質であるレスベラトロール(resveratrol)を通常の6倍含む遺伝子組み換えブドウを開発しました。
 このブドウの本来の開発目的は菌類に抵抗性を持つブドウの開発でしたが、その開発過程で目印用にレスベラトロール生産遺伝子が入れられました。レスベラトロールは、赤ワインに含まれる抗酸化物質で、心臓疾患を予防することにより長寿に貢献すると話題になっています。研究チームはこの遺伝子組み換えブドウからワインを作ることを計画しています。


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◆ニュージーランド・高リシントウモロコシ・食用認可◆
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2008年1月10日/Cattle Network
New Zealand: Monsanto's GM High-Lysine Corn Allowed
ニュージーランドがモンサント社の高リシン遺伝子組み換えトウモロコシを認可
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=189419
<記事要約> ニュージーランド食品安全局(NZFSA)は、モンサント・カンパニーの高リシン遺伝子組み換えトウモロコシ(LY038系統)について、食品としての安全性を確認し、輸入を認めると発表しました。リシンは、ブタとニワトリの成長に欠かせない必須アミノ酸です。
この高リシン遺伝子組み換えトウモロコシは、2007年7月に豪州・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)からすでに食品や畜産飼料としての使用(栽培は除く)について安全性評価を受け承認されています。さらに、ヒトの食品への意図しない混入が許されるかどうかについて検討がなされ、このたびニュージーランドで認可されたものです。
 高リシン遺伝子組み換えトウモロコシは、米国、日本、カナダ及びフィリピンにおいて食品として既に認可されています。遺伝子組み換え食品としての安全性認可としてはニュージーランドでは33番目の遺伝子組み換え作物になります。


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◆米国・遺伝子組み換えニンジンでカルシウム摂取量増加◆
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2008年1月14日/ScienceDaily
Genetically Modified Carrots Provide Easy To Absorb Calcium
遺伝子組み換えニンジンがカルシウムの吸収を容易にします
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/01/080114173903.htm
<記事要約> 米国のテキサスA&M大学とベイラー医科大学の研究者たちが協力して、カルシウムの吸収を容易にした遺伝子組み換えニンジンを開発したと全米科学会紀要(PNAS)に発表しました。
 研究者たちは、カルシウム取り込みに関連する遺伝子を導入したニンジンを作り、成人男女15人ずつの被験者にこのニンジンを食べさせ24時間後に尿検査を行いました。その結果、通常のニンジンを食べた対照群に比べ、男女とも高いカルシウムの吸収速度が示され、ニンジン中の利用可能なカルシウムの量を増やすことができたことが確認されました。これから利用可能なカルシウムの含有量をさらに増加させることをめざしています。
 果物や野菜は健康的な食品ですが、良好なカルシウムの摂取源としてはこれまで認識されていません。この研究は、ニンジン以外の果物や野菜からも必要なカルシウムを摂取できるようにし、骨粗鬆症のような病気の予防に役立てることを目指しています。


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◆オーストラリア・科学アカデミー・遺伝子組み換え作物支持◆
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2008年2月1日/The Heartland Institute
Australian Science Academy Endorses GM Crops
オーストラリア科学アカデミーは遺伝子組み換え作物を支持します
http://www.heartland.org/Article.cfm?artId=22622
<記事要約> オーストラリア科学アカデミー(AAS)は、遺伝子技術及び遺伝子組み換え作物を支持する正式の決定をしました。この決定は、何年にもわたる経験から、遺伝子組み換え作物は、望ましくない影響はなく、健康と環境に対する多くの利益を提供することが示されているとの判断に基づくものです。AASは「これらの利益は、世界的な査読を経た論文によってもすでに証明されている」と指摘しています。
 AASは、「遺伝子組み換え技術は、健康面や環境面で今後世界が直面する多くの挑戦に応えていく上で主要な役割を果たすことができる。オーストラリアにおいても、遺伝子組み換えワタの採用は殺虫剤の使用量を減らすこと、環境により優しい雑草管理を提供することによって、すでに環境に役立っている。また、さらに重要な直接的消費者利益を持つ次世代の製品が研究されている」と述べています。また「持続可能性を高め、世界の生産量を増やし、栄養失調の軽減に役立つ遺伝子技術の可能性をさらに広げるべきである。ゼロリスクの追求や対応可能なレベルの環境リスクを遺伝子組み換え技術利用を先延ばしする理由として用いるべきではない」としています。

 
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◆フィリピン・気候変動への対策と遺伝子組み換え作物◆
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2007年12月13日/ABS-CBN NEWS
We need GM crops, says new chief scientist
遺伝子組み換え作物は地球温暖化、気候変動防止の一助となります
http://www.abs-cbnnews.com/storypage.aspx?StoryId=106234
<記事要約> フィリピンは2006年に発展途上国の中で最も風水害の被害を多く受けた国ですが、地球温暖化や気候変動によりもたらされる長期の干ばつや超巨大台風など不利な天候状態への抵抗力があるいくつかの作物が現在開発されつつあります。
民間企業で遺伝子組み換え作物の商品化に向けた情報提供を行っている植物学者のアルプエルト博士は、「遺伝子組み換え作物は、一般的に、病害虫の防除や生長促進などのために使用される農薬の量を減らすほか、温室効果ガス(GHG)の排出も減少させる」と述べています。アルプエルト博士は、1月9日から12日にわたって、トウモロコシに関連する様々な産業から800名程度が参加してイロイロ市で開催された「第5回フィリピントウモロコシ全国大会〜遺伝子組み換え作物と気候変動」において、遺伝子組み換え作物と地球温暖化との関係について語りました。
この中で博士は、「除草剤耐性をもつ遺伝子組み換えトウモロコシ(ラウンドアップ・レディー・トウモロコシ)を使った場合、成長促進と高収量を目的とした土壌の耕起が不要になる、あるいは最小限に抑えることができるので、土壌の耕起に伴って空気中に放出される二酸化炭素の放出を抑制し、それを保持することができる」と説明しました。
さらに農薬などの化学物質の使用を削減することは、その化学物質の製造に伴う二酸化炭素の排出削減にも有効であると述べています。
フィリピンでは、パナイ島の高地、特にイロイロ州のトウモロコシ農家の間で遺伝子組み換えトウモロコシが人気を集めつつあります。農業生産者の間では、遺伝子組み換え作物は経済面での期待があります。

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