- ニュージーランド 遺伝子組み換え牧草を用いた家畜からの温室効果ガス削減
- 遺伝子組み換え野菜の試験栽培が承認されました
- ニュージーランド環境リスク管理局(ERMA)は遺伝子組換え試験栽培の申請を受理します
- ニュージーランドの科学者が涙なしのタマネギを作ります
- ニュージーランドがモンサント社の高リシン遺伝子組み換えトウモロコシを認可
- 遺伝子組み換え野菜の試験栽培を生産者が支持
- 新たな組み換え作物の試験栽培申請を受理
Clover research could reduce farm gas emissions
http://www.radionz.co.nz/news/stories/2010/06/16/12480a148833
<記事要約>
牧場における温室効果ガスの排出量を減少させ、同時に(訳注:畜産や牧草生産の)生産効率をを引き上げる研究が公表されました。
ニュージーランド最大の国有の研究開発企業であるAgResearch社は、(訳注:遺伝子組み換え技術を用いる事によって)羊や牛が好んで食べる牧草であるホワイトクローバー(シロツメクサ)を、環境に対してより安全なものにする研究を行なっています。
現在用いられているホワイトクローバー飼料では、タンパク質含量が少なすぎるために、(訳注:家畜のタンパク質要求量を満たすために過剰な量の餌が与えられ、これが反芻動物の消化管で微生物分解による温室効果ガスを発生させ、家畜のげっぷとなる事で)多くのメタンガスを放出すると言われています。しかしニュージーランド国立研究所のJimmy Suttie報道官の説明によると、タンニンが飼料の中に存在すればメタンガスの発生が抑制されるため、肉やミルクの生産を増加させても温室効果ガスの排出を抑える事ができます(訳注:メタンガスの温室効果は二酸化炭素の約21倍)。
Suttie氏によれば、現在は機能していないものの、タンニン含有量を上げる遺伝子がホワイトクローバーに存在しています。研究者達はこの遺伝子が動くようにする方法を研究中です。
ニュージーランドの温室効果ガス排出量の約半分が、農業生産活動に由来するものです。この研究に対してニュージーランド緑の党は反対していますが、政府と農民連合は支持を表明しています。
2008年11月27日/Radio New Zealand
GM vegetable trial approved
<記事要約>
ニュージーランドで物議を醸していた遺伝子組み換えタマネギ、リーキ(西洋ネギ)、ニンニクの試験栽培計画が認可されました。環境リスク管理局(ERMA)は、クライストチャーチ近辺にあるリンカーン大学の研究圃場の2.5ヘクタールでの野外試験栽培を許可することを決めました。
この試験栽培は、ニュージーランドはバイオテクノロジー研究を細心の注意を払いつつ進めるべきだという王立委員会の7年前の決定以来4番目の承認で、ERMAによれば、この試験栽培は特別に繁殖させた花粉媒介昆虫、網目の非常に細かいケージと日々の点検による破損状況の確認など、厳しい管理の下で実行されます。
試験栽培された遺伝子組み換え野菜は、病気や害虫抵抗性について試験されます。
2008年 4月11日/Scoop
ERMA New Zealand Receives GM Test Application
<記事要約>ニュージーランド環境リスク管理局(ERMA)は、ニュージーランド作物食糧研究所からの遺伝子組み換えタマネギ、長ネギ、ニンニク及びニラの野外試験栽培の申請を受理しました。作物食糧研究所は、既に遺伝子組み換え除草剤耐性タマネギの試験栽培に関する認可を持っていますが、合計2.5ヘクタールに4つの野菜種子を植えて、10年間にわたり実施される栽培試験を開始しようとしています。
作物食糧研究所は、ほ場に直接タマネギの種子を植えて、種子生産のために開花させることを計画しています。開花したタマネギは、昆虫による交雑を防止するためにゲージに入れられることになります。
本件に対するパブリックコメントは、2008年5月26日(月)までにERMA宛に提出されなければなりません。7月には公聴会が開催されます。申請の詳細と一般的な質問は、ERMAのウェブサイトwww.ermanz.govt.nzで見ることができます。
2008年2月2日/Sify News
Kiwi scientists create tear-free onions
<記事要約>ニュージーランド作物・食品研究所の科学者たちが、遺伝子組み換え技術によって涙を出させる酵素を不活化したタマネギを作りました。コリン・イーディ博士がリードする研究チームは、日本の科学者と協力して、RNA干渉技術を使うことにより酵素のコントロールに成功しました。
「われわれは、催涙要因となる物質を作る酵素の遺伝子を停止させることで、硫黄化合物が催涙物質に転換されるのを止め、またそのうちの一部を風味や健康特性に貢献することが知られている物質の生産に振り分けることができるようにしました」とイーディ博士は述べました。また、
「健康と風味特性は実際に高められると考えています。もし研究がうまく行けば、10年以内に家庭と食品業界で、このタマネギが通常流通するものになることを期待しています」と、付け加えました。
2008年1月10日/Cattle Network
New Zealand: Monsanto's GM High-Lysine Corn Allowed
<記事要約> ニュージーランド食品安全局(NZFSA)は、モンサント・カンパニーの高リシン遺伝子組み換えトウモロコシ(LY038系統)について、食品としての安全性を確認し、輸入を認めると発表しました。リシンは、ブタとニワトリの成長に欠かせない必須アミノ酸です。
この高リシン遺伝子組み換えトウモロコシは、2007年7月に豪州・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)からすでに食品や畜産飼料としての使用(栽培は除く)について安全性評価を受け承認されています。さらに、ヒトの食品への意図しない混入が許されるかどうかについて検討がなされ、このたびニュージーランドで認可されたものです。
高リシン遺伝子組み換えトウモロコシは、米国、日本、カナダ及びフィリピンにおいて食品として既に認可されています。遺伝子組み換え食品としての安全性認可としてはニュージーランドでは33番目の遺伝子組み換え作物になります。
2007年4月13日/Stuff
Farmers back GE vege test
<記事要約> ニュージーランドの政府機関である作物食糧研究所は、遺伝子組み換えにより害虫抵抗性を持たせたアブラナ科野菜(カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ及びケール)の今後10年間にわたる野外栽培試験を、環境省の環境危機管理局(ERMA)に申請しました。
ERMAは所定の手続きに従い公聴会やパブリックコメントを実施していますが、4月12日に開催された公聴会では17,000人を擁する農業グループ連合の会長から、「環境と経済にとって重要な情報と利益が得られる。これらの利益はどのような潜在的不利益にも勝る」と遺伝子組み換えの野菜の栽培を支持する意見表明がありました。
さらにこの会長は「生産者は毎年何千ドルもの害虫の被害を受けており、化学的農薬コストを減らせるのであればどのような科学的進歩も歓迎する」と主張しました。ニュージーランド作物食糧研究所は、既に遺伝子組み換えタマネギの野外試験栽培を実施しています。
2006年10月31日/Scoop
ERMA receives GM test application
ニュージーランド環境リスク管理機関(ERMA)が、Crop and Food Research社から害虫抵抗性を持たせたブロッコリー、キャベツ、カリフラワーおよび家畜飼料用ケールなどのアブラナ科の組み換え野菜の野外栽培試験の申請を受理しました。同社は、10年間にわたる野外試験栽培を希望しています。本申請はニュージーランドで2002年以来3年振りのGM作物の野外試験栽培申請です。
野外試験栽培は約0.4ヘクタールの規模で行われ、花粉の飛散を避けるために開花前に温室に戻されます。将来はさまざまな種類の遺伝子組み換え野菜が登場することになるかもしれません。
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