オーストラリア

オーストラリア 遺伝子組み換え塩分耐性イネの可能性
2010年9月10日/PTI GM rice claim
http://www.thehindu.com/news/international/article625471.ece

<記事要約>
 オーストラリアの科学者たちは、塩害の影響を受ける地域におけるイネ生産量増加を促進する塩耐性の遺伝子組み換えイネを開発したと説明しています。
  科学者たちの報告によると、(訳注:この技術は)すでに世界中の何十億という人々に役立つ様に、コムギ、オオムギ、その他の主食にも転用可能となるものです。
  この研究は、アデレード大学の科学者が、カイロ、コペンハーゲン、メルボルンを拠点とする科学者と協力して行われました。この耐塩性イネでは、根の部分に塩分を閉じ込め、茎葉部での塩分蓄積を減少させる事で耐塩性を高めるという、新しい技術を用いています。
  アデレード大学の研究員、Darren Plett博士は、「我々の研究成果の前進は世界中、特に塩害が問題となっている地域でのコメ生産を高める可能性を与えるもの」と述べ、次のように付け加えました。「コメは塩分が高めの土地で栽培される事がありますが、塩分濃度が高い土地では収穫量が少なく、食糧供給が脅かされる可能性もあります。このため耐塩性(の研究開発)は、世界の食糧生産の安定に益々重要な要素となっています」

遺伝子組み換えナタネの作付け面積が急拡大
2010年7月8日/Stock & Land
GM plantings explode
http://sl.farmonline.com.au/news/nationalrural/grains-and-cropping/general/
gm-plantings-explode/1880219.aspx?storypage=1

<記事要約>
オーストラリア油糧種子協議会(AOF)の予測によると、2010年に西オーストラリア州で遺伝子組み換えナタネの商業栽培が開始されたことから、オーストラリアの国内の遺伝子組み換えナタネ栽培面積は2009年の3倍以上に増加しました。
西オーストラリア州では、遺伝子組み換えナタネの栽培が初年度であったにもかかわらず、州内のナタネ栽培面積の50%以上を占めました。
オーストラリア国内(西オーストラリア州、ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州の3州)では遺伝子組み換えナタネが約13万3,000haで栽培されていますが、このうち西オーストラリア州は7万2,790haを占めています。次いでビクトリア州が3万6,500ha、ニューサウスウェールズ州では2万4,040haの遺伝子組み換えナタネが栽培されていると推定されます。
西オーストラリア州は今年初めて遺伝子組み換えナタネを栽培しましたが、他の2州における遺伝子組み換えナタネの栽培は3年目です。
AOF の6月の生産予測に基づけば、オーストラリア国内における遺伝子組み換えナタネの栽培面積(13万3,000ha)は、ナタネの総栽培面積(約161万ヘクタール)のおよそ8%を占めています。
モンサント・オーストラリア社の社長Peter O'Keeffe氏は、遺伝子組み換えナタネ作付けの増加を興味深い事実として以下のように述べています。「技術的知識や経験の豊富なオーストラリアのナタネ生産者が遺伝子組み換えナタネの栽培を急速に進めたのは、このナタネを用いた生産システムが雑草管理に優れ、圃場の耕起回数を減らし、燃料の使用量を下げ、そして土壌処理除草剤の使用を避ける事ができるなどの点が支持されたためです」。.
O'Keeffe氏は、遺伝子組み換えナタネの栽培増加は、議論を呼んだこの技術が生産者の間で広範な賛同が得られた事を示すとし、以下の様に述べています。「この数字は遺伝子組み換えナタネの承認品種が農業生産者に受け入れられ、(訳注:西オーストラリア、ビクトリア、ニューサウスウェールズの)3州の決断によって生産者が新しい技術を選ぶことが可能になり、農業に利益をもたらしたことを示しています。」
モンサント・カンパニーは農業生産者向けの新品種を開発、商品化を行なう専門の種子会社4社-Canola Breeders社、 Nuseed社、Pioneer社及びPacific Seeds社-に対して、ラウンドアップ・レディーの形質をライセンスしています。
オーストラリア GM作物栽培における新たな台頭
2010年5月6日/Stock & Land
Another rise in GM plantings
http://sl.farmonline.com.au/news/nationalrural/grains-and-cropping/general/
another-rise-in-gm-plantings/1821832.aspx

<記事要約>
(訳注:西オーストラリア州で、農業関連の情報を非営利で提供している)Kondininグループの調査によると、西オーストラリア州のGMナタネ栽培モラトリアムの撤廃をうけて、オーストラリアにおけるGMナタネの作付けは3年連続して増加する見込みです。西オーストラリア州へのGMナタネ導入によって、2010年にはオーストラリア全体で90,000ヘクタール以上のGMナタネが栽培されると推定されています。
オーストラリアでGMナタネの生産が始まった2008年の栽培面積は9,600ヘクタール、これが2009年には41,000ヘクタールと大幅に増加しています。なお非組換えナタネを含むオーストラリア国内全体のナタネ栽培面積は、461,000ヘクタールです。
Kondinin の調査では同様に、調査対象となった農業生産者の51パーセントが遺伝子組み換え作物の導入を支持すると述べ、2002年と比べて約20パーセントの増加を示したことから、農業生産者の間で、GM作物への受容が上昇したことをが分かっています。
オーストラリア 遺伝子組み換えオオムギの試験栽培を西部で実施予定
2010年4月8日/ABC
GM barley to be trialed in the west
http://www.abc.net.au/rural/news/content/201004/s2867197.htm
<記事要約>
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は、遺伝子組み換え(GM)オオムギの初の野外試験栽培を、西オーストラリア州で数週間以内に開始する予定です。
CSIROは昨年、GMコムギとGMオオムギの野外試験栽培をニューサウスウェールズ州の試験場で実施しました。今年はそれらの試験栽培を同国西部でも行なう申請をオーストラリア連邦政府遺伝子技術規制局(OGTR)に提出しています。
GMオオムギ3品種、コムギ11品種が、西オーストラリア州のコムギ栽培地域にある民間の農場において1ヘクタール程度の小規模な試験栽培を予定しています。
 CSIROのMatthew Morell博士は、窒素利用を増加させるためにオオムギの遺伝子を組み換えたと、以下のように説明しています。
「用いた遺伝子は同じオオムギ由来の遺伝子ですが、根が窒素吸収と利用を増加させるように改変して、オオムギへ再導入しました」
OGTRはこの試験栽培への認可を与えるか否かの決定前に、申請についてのパブリックコメントを募集しています。
オーストラリア:西オーストラリア州が遺伝子組み換えナタネの栽培を認可
2010年1月26日/Weekly Times
WA approves GM canola
http://www.weeklytimesnow.com.au/article/2010/01/26/152191_latest-news.html
<記事要約>
オーストラリア最大の穀物生産地である西オーストラリア州が、農業生産者の遺伝子組み換え(GM)ナタネを栽培する権利を認め、オーストラリア東部の近隣州(ビクトリア州とニューサウスウェールズ州)の仲間入りを果たしました。
西オーストラリア州政府首相であるColin Barnet氏は、農業生産者のGMナタネ栽培権を認める事によって、彼の重要な選挙公約を果たす事が出来たと述べています。
Bernet氏によるとビクトリア州、ニューサウスウェールズ州の農業生産者は2008年からGMナタネの商業栽培を始め、成功しています。
また西オーストラリア州農業食糧省のTerry Redman 氏によると、去年(2009年)同州で行われた商業栽培規模の試験において、GMナタネの栽培とGM、Non-GMナタネの分別管理の成功が実証されました。西オーストラリア州の農業地帯の広い地域でGMナタネの商業栽培規模での試験栽培を行なった17戸の農家は、GM品種のナタネが他品種と比べて試験結果が良かった事に感心しています。試験栽培で収穫された1,200トンのGMナタネは、穀物集荷団体であるCBHグループが指定する集荷場へ持ち込まれました。Redman氏は「GMナタネが全ての栽培体系において適しているとは考えないが、西オーストラリア州の農業生産者に対して、従来の栽培体系に加えて新たな手段を提供している」と述べています。
西オーストラリア州はオーストラリアの中でも主要なナタネ生産州で、2008-2009年産においては5億3,500万ドル(訳注:日本円で約48億円)に相当するナタネをオランダやフランス、パキスタン、日本、ベルギーへと輸出しています。
Produces Forum と言う名前の、草の根活動を行なう農業生産者団体の全国議長であり、西オーストラリア州の農業生産者でもあるRod Birch氏は、西オーストラリア州政府の今回の決定が、同州の穀物生産を効率的で競争力がある持続可能な農業生産のトップリスト入りさせるきっかけになると述べています。
Birch氏は今回の決定について「論理的でプログレッシブな方針」とし、次のように述べています。
「西オーストラリア州の農業生産者は、世界的にその効果が立証され、普及してきたこの技術を必要としています。私たちは過去に囚われている訳には行きません。(訳注:ナタネ生産における)競争相手であるカナダの生産者は、これまでも14年間GMナタネを利用していますし、オーストラリア国内の仲間であるビクトリア州やニューサウスウェールズ州の生産者も、2年前からGMナタネを利用しています。」
西オーストラリア州の穀物集荷団体であるCBHグループは、GMナタネとNon-GMナタネを分別して管理するかどうかについて、まだ決定していません。サプライチェーンのマネージャーであるMatthew Mews 氏は、同社がGMナタネを分別管理するかどうかの決定は、穀物輸出基準を管理する西オーストラリア州穀物協会の決定によるとしています。
Mew氏は以下のように述べています。
「西オーストラリア州内には小さな搾油業者が少ししかない一方で、今年CBHの倉庫には百万トン近くが保管されていて、そのほとんどは輸出に回されています。GMナタネとNon-GMナタネの分別管理に関する決定は農業生産者と市場の決定に依存しています。東部州の様子を見ると、GMナタネとNon-Gmナタネに大きな価格差は無く、農業生産者はGMナタネという選択肢を利用したいと考えています。この選択肢は業界全体を変えるものではなく、多くの手段のうちのひとつに過ぎません。この数年間、私たちは東部州へ穀物を出荷することはありませんでした。巨大なアジア市場は私たちにとって最大のナタネの出荷先でしたが、ここ数年は世界中へナタネを輸出するようになっています」
オーストラリア 農業生産者がGMナタネ栽培禁止の撤廃を要望
2009年8月19日/The West Australian
Farmers want GM laws repealed
http://au.news.yahoo.com/thewest/a/-/wa/5836790/farmers-want-gm-laws-repealed/
<記事要約>
西オーストラリア州で試験的に商業栽培されたGMナタネが開花期を迎え、組み換え技術の使用を禁止する西オーストラリア州法の撤廃・見直しに関する議論が白熱しています。
農業生産者のグループは、GMナタネを禁止する法は、重要な技術の利用を制限することで生産者を不利にしていると主張し、撤廃を要求しました。しかし反対者側は、消費者が依然としてこの技術に慎重である点を主張し、州農業大臣の特例許可が与えられた試験的な場合を除いてGMナタネ栽培を禁止する法律の継続を求めています。
政府への意見書で牧畜業者協会メンバーのLeon Bradleyは、GMナタネ栽培の禁止法によって「無害でかつ有益な」技術を利用できなくすることは、農業生産者に対する「おしつけであり、農業生産者の努力を台無しにするもの」と述べています。全国農業生産者連合会は、昨年からニューサウスウェールズ州とビクトリア州で始まったGMナタネの商業栽培が4倍に増加したことを受けて、西オーストラリア州農業生産者もこの技術への恩恵を受けて当然だと主張しました。
Cunderdin町の農業生産者David Fulwoodは、今シーズンにGMナタネを試験的に商業栽培する17人の農業生産者の1人であり、GMナタネは西オーストラリア州の農業生産者に大きな技術的支援になるとと語っています。
この作物は雑草管理における選択肢の幅を広げると同時に、土壌への残留がない薬剤を用いることから、他の除草剤を用いてナタネを栽培するのに比べ、環境負荷を低減できる、とFulwood氏は述べています。
2009年7月8日/Telegraph
GM cereal crops created to grow in salty water
オーストラリア・英国 耐塩性遺伝子組み換え植物の開発
http://www.telegraph.co.uk/earth/agriculture/geneticmodification/
5770087/GM-cereal-crops-created-to-grow-in-salty-water.html

<記事要約・抜粋>
貧しい国々における飢餓への解決策として、高い塩分濃度の水でも育つ(訳注:耐塩性)作物の開発の鍵となる研究が行われています。これは、植物の既存の遺伝子を利用し、ナトリウムイオンを根に封じ込めて葉茎部にあがってこないようにするというものです。この実験はアデレード大学がモデル植物を提供し、ケンブリッジ大学との共同研究によって行われました。
コメ、コムギやオオムギといった穀物の遺伝子を同様に組み換えることが出来れば、飢えに瀕する何十億という人々により確かな未来が提供されるでしょう。バングラデシュ、ベトナムの沿岸部、ビルマなどでは、気候変化による海面上昇のために、世界でも最も肥沃な農地が(訳注:塩害によって)脅かされています。これらの地域では、この技術が役に立つことでしょう。。パキスタンの農業はインダス川に大きく依存していますが、インダス川の水の塩分濃度が上昇していることから、人口が急増する中で国内の食糧生産が逼迫しています。
アデレード大学のMark Tester教授は、イネでの予備実験について「非常に有望だった」とした上で、以下のように述べました。「塩分は植物の成長に影響を与えますが、これは潅漑農地において特に大きな問題です。世界の食糧のうち3分の1が灌漑農地で生産されていますが、水資源の有効利用の必要性が高まる一方で、灌漑用水の水質(塩分濃度(訳者註))は悪化の一途をたどっています」
また世界最先端の植物研究施設の一つ、ジョン・アイネスセンターのGiles Oldroyd博士は、耐塩性植物の開発こそが将来の食糧生産における最大の懸念を解決する鍵とした上で、以下の様に述べました。
「この研究ではモデル植物を使用しましたが、この機能が農作物において同様に働くことを証明するのが重要です。この研究は、塩害を受けた土壌でも生育できる作物の開発を導く画期的な研究
です」
米国・カナダ・オーストラリアの小麦業界団体が、遺伝子組み換え小麦を同時期に
市場投入するにあたって、3カ国で協力するとの共同声明を発表
2009年5月14日/Farm Futures
"U.S., Canada, Australia to Collaborate on Synchronized Biotech Introduction in Wheat"
米国・カナダ・オーストラリアの小麦業界団体が、遺伝子組み換え小麦を同時期に
市場投入するにあたって、3カ国で協力するとの共同声明を発表
http://www.farmfutures.com/ME2/dirmod.asp?sid=CD26BEDECA4A4946A1283CC7786AEB5A&nm=
News&type=news&mod=News&mid=9A02E3B96F2A415ABC72CB5F516B4C10&tier=
3&nid=1BFA8BA49DFF4AAFA2E6353B69B421C9

<記事要約>
2009年5月14日、米国、カナダ、オーストラリアを代表する小麦の業界団体は、遺伝子組み換え小麦系統を同時期に市場投入するにあたり、3カ国で協力していくと発表しました。彼らは遺伝子組み換え小麦に関して、3カ国が協調して導入することが市場の混乱を最小限に抑え、3カ国すべてにとって最大の利益になる、と合意しました。
 現在、遺伝子組み換え小麦の商業栽培は行われていません。小麦の主要な輸出先であるヨーロッパとアジアは特に、遺伝子組換え小麦について慎重な対応を求めてきました。
14日に発表された共同声明では、小麦における単位面積あたりの収量増加の傾向が、他作物と比較して遅い事を指摘した上で、3カ国全ての国で小麦の栽培面積が減少していること、そして食糧供給における小麦の重要性について強調しました。また遺伝子組み換え技術が、小麦生産が直面する農業経営上の問題への唯一の解決法でないことを指摘しながらも、この技術は3カ国の小麦業界が直面する大きな問題を解決するための「重要な要素」になり得ると合意しました。
今回の共同声明に署名したのは、米国は全米小麦生産業者協会、米国小麦連合会および北米製粉協会、カナダはカナダ穀物生産者協会、カナダ西部小麦生産者協会およびアルバータ州冬小麦生産者委員会、オーストラリアはオーストラリア穀物協議会、穀物生産者協会、および西オーストラリア州牧畜業者協会(株)でした。
声明の全文は、http://www.wheatworld.org/biotech もしくは、http://www.uswheat.org/biotechnology で参照できます。
オーストラリア・遺伝子組み換えナタネの作付け面積が急拡大の見込み
2009 年2月18日/The Weekly Times
GM canola plantings to skyrocket
遺伝子組み換えナタネの作付け面積が急拡大
http://www.weeklytimesnow.com.au/article/2009/02/18/54165_grain-and-hay.html
<記事要約>
ビクトリア州とニューサウスウェールズ(NSW)州における遺伝子組み換えナタネ栽培面積は、昨年の9,500ヘクタールから急増して今年は10万ヘクタールになる見込みです。モンサント・カンパニーと種子販売業者ニューシード社※は、今年は好天により収穫量は大きく増加し、約15万トンになると予測しています。
ニューシード社の製品マネージャーTim Wilmhurst氏は、両州でそれぞれ5万ヘクタールの作付けを予測しています。
モンサント・カンパニーのナタネ事業部門の責任者Tony Mayは、NSW州とビクトリア州で行われた一連のワークショップには多くの参加者が集まったと述べました。同氏はまた、来シーズンの遺伝子組み換えナタネの収量は最高15万トンと予測し、それに対処するためにもっと多くの公認集積所が必要になるだろうと指摘しました。

※訳注:ニューシード社はモンサント・カンパニーがラウンドアップ(r)のオーストラリアでの販売権を譲渡したニューファーム社の100%子会社です。
オーストラリア・遺伝子組み換えナタネの試験栽培を承認
2008年12月23日/ABC
WA approves GM canola trials
西オーストラリア州で遺伝子組み換えナタネの試験栽培を承認
http://www.abc.net.au/news/stories/2008/12/23/2453698.htm
<記事要約>
西オーストラリア州政府は、来年から遺伝子組み換えナタネの限定的な商業栽培を試験的に許可すると発表しました。Terry Redman西オーストラリア州農業・食品大臣は、試験栽培の場所はまだ決定されていないものの、1,000ヘクタールに栽培するために約20名の農業生産者が選ばれる予定であると述べています。
またRedman氏によれば、遺伝子組み換えと非遺伝子組み換えのナタネを分別するために同州の穀物集荷販売団体CBH が輸送と集荷施設において裁培者と密接に協力します。そしてこれらの試験栽培の管理には厳しい予防措置がとられます。
Redman氏は「この試験的商業栽培は製品が指定された受け渡し場所に配送され、指定された製油会社によって処理されることを必要とするクローズドループシステムで管理されます。これは今年初めてラウンドアップ・レディー・ナタネが栽培されたニューサウスウェールズ州とビクトリア州において順調に運用されているのと同じ管理体制です」と述べました。
 また、遺伝子組み換え食品の表示とコンプライアンスを検討する委員会が設置されました。
オーストラリア・気候変動に対処する遺伝子組み換え作物
2008年12月15日/The Epoch Times
GM Crops will Help World with Climate Change-Report
遺伝子組み換え作物が気候変動から世界を救うでしょう
http://greenbio.checkbiotech.org/news/gm_crops_will_help_world_climate_change_report
<記事要約>
The Bureau of Rural Scienceの報告書によれば、バイオテクノロジーは気候変動に対処する農作物の開発を支えています。
その中では、遺伝子組み換えが気温上昇や乾燥に耐性があったり、窒素含量の低い土地でも栽培できる農作物を開発していることが報告されています。
また、農業バイオテクノロジーへのさらなる投資が促進され、十分に資金を供給される必要があると分析しています。
地方一次産業局のKaren Schneider局長はその声明で、「害虫抵抗性遺伝子組み換えワタの採用は、害虫防除に顕著な効果があることが分かりました。オーストラリアの農業生産者によってすでに栽培されている害虫抵抗性と除草剤耐性の遺伝子組み換え農作物は、農薬や燃料の使用を減少させることにより温室効果ガスの放出を削減し、不耕起栽培を促進します」と述べています。
Schneider局長によれば、新しい遺伝子組み換え技術は窒素肥料の使用の減少をもたらし、メタンや亜酸化窒素の排出を減少させます。
オーストラリア・研究者がナタネ(カノーラ)の「野生化」を否定
2008年12月9日/Stock Journal
Researchers reject 'wild' canola claims
研究者が「野生化」ナタネを否定
http://sj.farmonline.com.au/news/state/grains-and-cropping/general/
researchers-reject-wild-canola-claims/1380684.aspx

<記事要約>
4年間にわたる研究により、ナタネは道路わきに生えているような既存の植物の競合相手にはならず、野生化することはありえないということがわかりました。
また他の研究により、こぼれ落ちたナタネと他のアブラナ科の植物が交雑するのではないかという懸念に根拠がないことも示されました。
メルボルン大学は2002年、2003年、2004年、2006年にサザンマリー地域とウィメラ地域の200キロ以上に及ぶ道路わきを調査し、全ての年ナタネを発見しました。しかし、殆どの場合その場所と密度はその年と翌年との間に相互関係がありませんでした。
Rob Norton農学講師は、ナタネは雑草として永続的に生存できる植物ではないと言います。「輸送の過程でこぼれ落ちたナタネ種子は発芽して育ち、種子を作ることはあるでしょう。しかし、定着することはありません。すでに遺伝子技術規制局は、遺伝子組み換えされたナタネのリスク評価において、ナタネはすでに定着している植物に対する競合力が弱いと判断しました。道路わきに生えたナタネは、刈ったり異なる除草剤を使うなど通常の方法で防除できます。何年調査をしても結果は原則的に同じです」と述べています。
オーストラリア・西オーストラリア州が遺伝子組み換えワタ商業栽培の
禁止措置を解除
2008年11月14日/AAP
WA lifts ban on GM cotton in Kimberley
西オーストラリア州でキンバリーの遺伝子組み換えワタ栽培の禁止措置が解除
http://au.news.yahoo.com/a/-/latest/5146892/wa-lifts-ban-gm-cotton-kimberley/
<記事要約>
西オーストラリア州政府は、州北部にある東キンバリー地区オード川潅漑地域における遺伝子組み換えワタの暫定的栽培禁止措置を解除すると発表しました。遺伝子組み換え作物に関する昨年の報告書では、遺伝子組み換えワタはこの地域に年間5000万オーストラリアドル(約30億円)以上の価値をもたらし、さらに200もの正規雇用を生むと推定されています。
Terry Redman農業・食料大臣は、今回の決定は遺伝子技術規制局(OGTR)、西オーストラリア州農業・食料省とオーストラリア連邦科学工業研究機関(CSIRO)の監督のもと、過去10年間にわたってこの区域で大規模に行われた遺伝子組み換えワタの試験栽培を経た上で下されたと述べました。Redman大臣は、「オード地域で試験栽培された遺伝子組み換えワタは、長期にわたりオーストラリアにおける収量を約10%以上上回ることが多く、しかも害虫の防除などを含め農業栽培上の問題もなく、また周辺の環境に悪影響を与える可能性もないとわかりました。オーストラリアでは、ワタ生産の90%以上がすでに遺伝子組み換え品種となっています。遺伝子組み換えワタを栽培することでオード地域の農薬使用量が減らせるのです。西オーストラリア州では1970年代に非遺伝子組み換えワタの栽培を試みましたが、害虫の被害などで惨憺たる結果に終わりました。生産者は毎シーズン、多いときには40回も殺虫剤を散布しなければならなかったのです。それに比べて、今回試験栽培された遺伝子組み換えワタではたった2回の散布で済みました。
  西オーストラリア州政府は現在、遺伝子組み換えナタネの暫定的禁止措置についても再検討を始め、遺伝子組み換え油糧種子作物に関するリスクマネージメントについて評価を進めています。
オーストラリア・農業大臣が遺伝子組み換え作物支持を訴える
2008年11月14日/AAP
GM crops can help world hunger: Burke
遺伝子組み換え作物は世界の飢餓を救う:オーストラリア農業大臣
http://au.news.yahoo.com/a/-/latest/5158256/gm-crops-help-world-hunger-burke/
<記事要約>
オーストラリア連邦政府は、遺伝子組み換え農作物についての方針は個別に審査して決定するべきだと述べました。
11月19日にローマで開催された国連会議(FAO)において、オーストラリア連邦のTony Burke農業大臣は、遺伝子組み換え作物は世界食糧不足に対する解決策の一つであると述べました。Burke農業大臣はまた、11月20日にABCラジオで、「食品の安全性は、迷信ではなく科学に基づいて決定されなければならない」と話しました。
 遺伝子組み換え技術は、気候変動と世界的な食糧危機に対応する手段のひとつです。Burke大臣は、「世界的に食糧が不足している今、科学が提供する解決策に背を向けるべきだという主張には無理がある」と述べ、食品の安全性の問題はケースバイケースでメリットを考慮して議論されるべきだと付け加えました。
オーストラリア・乾燥耐性遺伝子組み換え小麦 高反収
2008年6月18日/Monsters and Critics.com
Australians make progress with drought-resistant wheat
オーストラリアの乾燥耐性小麦の試験で好成績
http://www.monstersandcritics.com/news/asiapacific/news/article_1411902.php/
Australians_make_progress_with_drought-resistant_wheat

<記事要約>乾燥耐性の遺伝子組み換え小麦の試験栽培が良い結果を示したと、オーストラリアの科学者が発表しました。いくつかの系統が、乾燥条件下で非遺伝子組み換えの品種よりも最大で20%高い反収をもたらしたとメルボルンに本拠を置く分子植物育種共同研究センターが声明で述べています。
 昨年試験された遺伝子組み換え小麦24系統のうち7系統が、同一条件の乾燥条件下で非遺伝子組み換えの対照群より高い反収をあげました。センターは、今後の2年間にわたり50系統の遺伝子組み換え小麦の試験栽培期間延長を規制当局に申請します。
「干ばつは、オーストラリア農業だけでなく世界的な大問題ですから、この結果は非常に有望な結果です」と、ビクトリア州第一次産業局のSpangenberg教授が声明で述べています。
オーストラリア・遺伝子組み換え小麦と大麦の試験栽培計画
2008年5月19日/Messenger Newspapers
GM crop plans for Glenthorne Farm
グレンソーン農場の遺伝子組み換え試験栽培計画
http://www.messengernews.com.au/article/2008/05/19/4959_news.html
<記事要約>南オーストラリア州にあるアデレード大学は、30種類の遺伝子組み換え小麦と大麦の試験栽培を、オーストラリア連邦政府遺伝子技術規制局(OGTR)に申請しました。アデレード大学関係者によれば、この試験栽培は現段階では小規模ですが、乾燥耐性と糖尿病や結腸直腸ガンなどの病気予防に役立つヒトのための栄養改善を目的にしています。
 早ければ、6月にもこの試験栽培が開始されることになります。
オーストラリア・オーストラリア農業資源経済局(ABARE)報告書
遺伝子組み換え作物導入の経済的利益
2008年5月12日/Fairfax Digita
ABARE backs GM crops' economic benefits
ABARE は遺伝子組み換え作物が経済的利益をもたらすことを支持します
http://sl.farmonline.com.au/news/nationalrural/grains-and-cropping/
general/abare-backs-gm-crops-economic-benefits/768123.aspx

<記事要約>オーストラリア農業資源経済局(ABARE)は、オーストラリア諸州に遺伝子組み換え作物を導入することによって莫大な経済的利益がもたらされるとして、その導入に支持を表明しました。「遺伝子組み換え作物の導入を遅らせることは、オーストラリア諸州の莫大な経済的利益を放棄していることを意味します」と、ABAREのPhillip Glyde専務理事は述べました。
 新しいABAREの報告書「オーストラリアにおける遺伝子組み換え作物の経済的影響」は、遺伝子組み換え作物を栽培することが州や地域経済に与える経済的影響を推定しています。
 その結論として、ニューサウスウェールズ州が遺伝子組み換え作物を導入することによってもっとも大きな利益を得るということが示されました。同じく莫大な経済的利益が、西オーストラリア州、ビクトリア州、南オーストラリア州とクィーンズランド州を含めた、他の主要穀物生産州でも推定されています。遺伝子組み換え作物の導入を遅延させることはオーストラリアに莫大な利益の逸失をもたらすであろうと、この報告書は指摘しています。「例えば、もし遺伝子組み換えカノーラ(ナタネ)の導入が5年間延期されるなら、累積逸失利益は西オーストラリア州で9,700万豪州ドル(約98億9,400万円)、南オーストラリア州で6,600万豪州ドル(約67億3,200万円)に達するであろう」と、Glyde氏は述べました。
この報告書はhttp://www.abareconomics.com/publications_html/news/news/news.html
で参照できます。
ブラジル、オーストラリア・遺伝子組み換えサトウキビの試験栽培
2008年 3月30日/Financial Express
GM sugarcane trials in Brazil, Australia
ブラジル、オーストラリアにおける遺伝子組み換えサトウキビの試験栽培
http://www.financialexpress.com/news/
GM-sugarcane-trials-in-Brazil-Australia/290404/

<記事要約>遺伝子組み換えをはじめとする先進のバイオテクノロジーのツールを利用して、サトウキビにさまざまな新しい形質を付与することが行われています。この一つとして、サトウキビによる砂糖生産を飛躍的に高められる可能性があり、この遺伝子組み換えサトウキビの野外試験栽培がブラジルとオーストラリアで始められようとしています。
 ブラジル・サンパウロ州立サトウキビ技術センター(CTC)では、通常のサトウキビより15%高い蔗糖レベルを示すように遺伝子組み換えされた3つの品種の野外栽培試験を実施しています。今はまだ実験室レベルの段階ですが、2008年に野外栽培試験が成功すれば2010年の終わりまでにこれらのサトウキビを上市できる可能性があります。この遺伝子組み換えサトウキビを用いれば、15年以内にサトウキビからのエタノール産出量を現在のヘクタール当たり6,000リットルから2倍の1万2,000リットル以上にすることができると科学者は考えています。
ブラジルでは、バイテク企業も遺伝子組み換えサトウキビの大規模な潜在的市場に興味を抱いており、栽培試験を行うためのブラジル政府からの承認を待っている状況です。オーストラリアでは、クィーンズランド大学が政府の遺伝子技術規制局に遺伝子組み換えサトウキビについて、限定的野外栽培試験を申請しました。
 オーストラリアのBSES社は、遺伝子組み換えによって、水の利用効率、窒素の効率利用などの性質をサトウキビに導入しようと努力しています。栽培試験は、2008年9月から2014年12月にかけて、クィーンズランド州の15のほ場で行うことが計画されており、将来の商業開発のために有望な系統が選別されることになります。

オーストラリア・干ばつ耐性遺伝子組み換えコムギの開発
2008年 3月1日/The Heartland Institute
Australia Will Promote Drought-Resistant Crops
オーストラリアは干ばつ耐性作物の開発を促進するでしょう
http://heartland.org/Article.cfm?artId=22793
<記事要約>トニー・バーク農業大臣は、オーストラリアで干ばつ耐性遺伝子組み換えコムギの開発が促進されるであろうと発表しました。バーク農相は、2001年からオーストラリアの農業生産者向けに行われている甚大被害救済のための30億豪州ドル(約2815億円)以上に及ぶ保険や財政援助をそのまま継続するのではなく、その代わりにケビン・ラッド首相が提唱する農作物に乾燥耐性を付与する開発支援に支出すると述べました。
オーストラリア全国農業生産者連盟の報道担当者は「10年以上経過しても、なんらの悪影響も見られなかった。これは、遺伝子組み換え作物への肯定的なこととして受け止めるべきである」とフランスのAFP通信に語り、オーストラリアの農業生産者が高温下で水分が少ない環境でも生育する作物の開発を支持すると強調しました。米国スタンフォード大学のヘンリー・ミラー氏は「遺伝子組み換え作物が世界的に普及することによって途上国での慢性的な不作とそれによる食糧不足を軽減した」と述べ、このオーストラリアの動きを歓迎しています。
オーストラリア・科学アカデミー・遺伝子組み換え作物支持
2008年2月1日/The Heartland Institute
Australian Science Academy Endorses GM Crops
オーストラリア科学アカデミーは遺伝子組み換え作物を支持します
http://www.heartland.org/Article.cfm?artId=22622
<記事要約> オーストラリア科学アカデミー(AAS)は、遺伝子技術及び遺伝子組み換え作物を支持する正式の決定をしました。この決定は、何年にもわたる経験から、遺伝子組み換え作物は、望ましくない影響はなく、健康と環境に対する多くの利益を提供することが示されているとの判断に基づくものです。AASは「これらの利益は、世界的な査読を経た論文によってもすでに証明されている」と指摘しています。
 AASは、「遺伝子組み換え技術は、健康面や環境面で今後世界が直面する多くの挑戦に応えていく上で主要な役割を果たすことができる。オーストラリアにおいても、遺伝子組み換えワタの採用は殺虫剤の使用量を減らすこと、環境により優しい雑草管理を提供することによって、すでに環境に役立っている。また、さらに重要な直接的消費者利益を持つ次世代の製品が研究されている」と述べています。また「持続可能性を高め、世界の生産量を増やし、栄養失調の軽減に役立つ遺伝子技術の可能性をさらに広げるべきである。ゼロリスクの追求や対応可能なレベルの環境リスクを遺伝子組み換え技術利用を先延ばしする理由として用いるべきではない」としています。
オーストラリア・干ばつと気候変動・遺伝子組み換え農作物利用
2008年1月3日/The National-AAP
GM crops to withstand drought
干ばつに耐える遺伝子組み換え作物
http://qcl.farmonline.com.au/news_daily.asp?ag_id=46710
http://www.thenational.com.pg/010408/Business3.htm
<記事要約> 公式データによれば、2007年はオーストラリア史上6番目に暑い年でした。トニー・バーク農業大臣は1月2日、干ばつ被害を受けた農民は、遺伝子組み換え農作物のさらなる使用を含め、気候変動に対処するための対策を受け入れなければならない、と述べました。
また、最近選出されたケビン・ラッド首相の労働党政権は、何十億ドルにも上る干ばつ救援予算の総点検を計画しています。単なるばら撒き型の財政的援助ではなく、気候変動に対処する農民の適応能力を改善することに重点を置くと述べました。そして、その1つの可能な解決方法として遺伝子組み換え農作物を取り上げたうえで、これからは、こうした作物も念頭において、政府ではなく個々の農民が、国内のどの地域がどのような持続可能な農業に適しているかを自主的に決めていくことになるであろうと述べました。
オーストラリア・遺伝子組み換えナタネ・経済/環境影響調査
2007年11月6日/Queensland Country Life
Aust farmers missing out on GM boost
オーストラリアの農民は遺伝子組み換えによる増産利益のチャンスを逸しています
http://qcl.farmonline.com.au/news_daily.asp?ag_id=46710
<記事要約> オーストラリアにおける遺伝子組み換えナタネの影響に関する20以上の最近の調査をまとめた報告書が2007年11月6日、メルボルン大学から発表されました。それによると、遺伝子組み換えナタネがオーストラリアで商業栽培されたら、1億5,700万ドル(約170億円)相当のナタネなどの増産が見込まれ、経済的、また環境上の利益を生むだろうと予想しています。
 遺伝子組み換えナタネは、世界の殆どのマーケットに非遺伝子組み換えと同等の価格で受け容れられており、10年以上前から遺伝子組み換えナタネを商業栽培しているカナダでは、生産量が40%増加し平均反収(または単位面積あたりの収量)も1996年から27%増えたのに対し、同じ期間でオーストラリアの平均反収(または単位面積あたりの収量)は10%下がっていることが示されました。
重要な調査結果は次の通りです:
*現在の栽培に加え、持続型農業を利用したナタネの栽培面積がオーストラリアで22万5千ヘクタール増加すると見られる。
*除草剤トリアジンの使用量が毎年640トン以上削減される。
*オーストラリアのナタネのヘクタール当たりの平均単収が1.17トンから1.28トンに増加する。
*年間29.5万トンのナタネの生産量増加が予想される。
オーストラリアで遺伝子組み換えナタネ栽培可能に
      ビクトリア州とニューサウスウェールズ州がモラトリアムを解除

<概要> 
オーストラリアのビクトリア州とニューサウスウェールズ州は2007年11月27日、遺伝子組み換えナタネのモラトリアムを解除すると発表しました。これにより、これらの州のナタネ生産者にとって、来年、遺伝子組み換えナタネが初めて栽培可能になります。
オーストラリアでは、遺伝子組み換えナタネが規制当局(Office of the Gene Technology regulator)により、2003年12月に商業栽培の認可を受けていますが、2004年にナタネ栽培州は遺伝子組み換え作物のモラトリアムを発令しました。
このモラトリアムは、オーストラリアが遺伝子組み換えナタネの栽培を行うことによって輸出市場を失うのではないかとの懸念により発令されたものでしたが、過去数ヶ月にわたり、州政府がモラトリアムの再考を行っていました。その結果、遺伝子組み換えナタネを栽培することによって、オーストラリアの生産者の市場での選択肢を提供しつつ、ほかのナタネ生産国の生産者との競争力を高めていくことを可能にするという結論に達しました。

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 遺伝子組み換えナタネのモラトリアムを解禁したビクトリア州政府やニューサウスウェールズ州政府も27日に、John Brumby首相やJoe Helper農業大臣のコメントなどを紹介するプレスリリースを発表しています。この中では特に生産者と消費者の「選択の権利」が強調されてています。

<州政府リリースの概要>
4年間にわたるモラトリアム期間が解除され、ビクトリア州政府の生産者に栽培するナタネの種類を選択する権利が確保されたと、本日John Brumby首相が発表しました。
首相はこの中で、「ビクトリア州とニューサウスウェールズ州は、アメリカやカナダと同じく生産者に栽培するナタネの種類の選択肢を確保することにしました。遺伝子組み換えナタネの栽培が経済面、また環境面で有益だと思う生産者は栽培できるのです」とコメント。さらに、オーストラリア国内で遺伝子組み換えワタが栽培されたことにより殺虫剤の使用が75%減少していることから、遺伝子組み換えナタネの栽培により不耗起栽培が増加、土壌流出が減少し、また農薬の使用量の減少をもたらすであろうと指摘した上で、「この決断はビクトリア州の生産者を海外の生産者と同じ土俵に引き上げると同時に、環境面でも大きなメリットをもたらすであろう」とコメントしています。
 またJoe Helper農業大臣は「ビクトリア州の食糧輸出高はオーストラリア全国の4分の1、57億5千万ドルであり、またオーストラリアの総農業生産量の23.7パーセントを占めています。我が州は今後もこの強い数字を維持しなければなりません。ACILの経済分析によれば、モラトリアム解除後8年間で利益は1億1千5百万ドルまで上がるとみられています。遺伝子組み換えナタネは、他の作物に影響を与えることなく安全に栽培できることがわかっていますし、ビクトリア州のチーフサイエンティストSir Gustavのレビューでは非遺伝子組み換え作物を育てる生産者に対し、遺伝子組み換え作物と非遺伝子組み換え作物を効果的に分離できることが保証されています」と述べています。
 なお、ビクトリア州政府は2007年5月に有識者を招集し、モラトリアムについて協議しました。また独立委員会がモラトリアムを継続した場合と解除した場合のリスクと利益を検討しました。また、ニューサウスウェールズ州政府も3名のメンバーによる検討委員会を設置して同様にモラトリアム解禁について検討を進めてきました。今回の結果はこうしたことに基づいた措置ということになります。遺伝子組み換えナタネは2008年の栽培シーズンから栽培可能となります。


ビクトリア州政府リリースは以下でご覧いただけます

http://www.dpc.vic.gov.au/domino/Web_Notes/newmedia.nsf/8fc6e140ef
55837cca256c8c00183cdc/29067fb82f32a2a2ca2573a000819938!OpenDocument


ニューサウスウェールズ州政府リリースは以下でご覧いただけます
http://www.dpi.nsw.gov.au/aboutus/news/recent-news/agriculture-news-releases/
choice-given-to-nsw-farmers

オーストラリア・産官学協同研究センター・耐霜性遺伝子組み換えコムギ
2007年10月19日/The Age
Frost-wary farmers draw on Antarctic genes
南極からの遺伝子で霜害を防ぐオーストラリア生産者
http://www.theage.com.au/news/business/frostwary-farmers-draw-on
-antarctic-genes/2007/10/18/1192300954225.html

<記事要約> 分子植物育種のための官民学協同研究センター(CRC)は、耐霜性コムギ品種を開発するために、南極大陸の水草(hairgrass) 由来の遺伝子導入を計画しています。この開発は、生産者グループが設立したGreen Blueprint International(GBI)社の依頼によるものですが、GBI は研究資金2百万豪ドル(約2億円)を調達するために事業計画書を提出しています。
霜の影響によって、穀物によっては、反収が半分に減ってしまいます。導入される遺伝子は、植物体内で氷が大きな結晶になるのを抑制するタンパク質を作ることによって霜の害を防ぎます。氷の再結晶化を抑止するタンパク質の遺伝子は、この南極の植物特有のものではなくコムギやオオムギにも存在しますが、この植物由来の遺伝子が最も良く氷の再結晶化を抑制すると研究者は期待しています。
西オーストラリア州ではすでに75人の農家が計画に参加し、100人の投資家から一人当たり約2万豪ドル(約200万円)の資金提供を受けることを目指しています。GBI の最初の投資は、コンセプトを証明するための研究資金となり、さらに同額の投資が、技術を次のレベルに導くため必要とされるでしょう。GBIは、オーストラリア初の干ばつ耐性遺伝子組み換えコムギの試験栽培も行っています。
オーストラリア・生産者調査・遺伝子組み換えナタネ栽培意向
2007年8月31日/SeedQuest
Survey indicates that Australian canola growers want GM choice
調査によればオーストラリアのナタネ生産者は遺伝子組み換えを選択肢として望んでいます
http://www.seedquest.com/News/releases/2007/september/20250.htm
<記事要約>穀物研究開発機構とオーストラリア油糧種子連盟が外部機関に委託して実施された最近のインタビュー調査では、142人のナタネ生産者とナタネ生産アドバイザーの45%が除草剤ラウンドアップ耐性などの遺伝子組み換えナタネの栽培を真剣に考えるとし、37%以上が栽培を考えるかもしれないと回答しました。
 現在、ナタネ生産者の60%が在来育種法によりトリアジン系除草剤(アトラジンなど)に耐性を持たせたナタネ品種(TT品種)を使用していますが、このTT品種の反収は、耐性を持たない在来種と比較して13%程度劣ります。従って、除草剤耐性ナタネを栽培している生産者がTT品種からラウンドアップ耐性遺伝子組み換え品種に置き換えれば、オーストラリアのナタネ産業は生産量の大きな増加が見込まれます。
 ナタネ生産者とアドバイザーの80%以上が、遺伝子組み換えナタネの導入によって雑草管理が改善され、除草剤に耐性を持つ雑草の発生を抑止するための除草剤ローテーションがより容易になるだろうと考えています。これらの調査結果は、最近の州政府による遺伝子組み換えモラトリアムの再検討に遺伝子組み換えナタネ栽培禁止の撤廃に向けた一石を投じています。
オーストラリア・遺伝子組み換え食品受容調査・環境問題
2007年7月23日/The Courier-Mail
GM foods gain support
遺伝子組み換え食品がサポートを増やしています
http://www.news.com.au/couriermail/story/0,23739,22117785-953,00.html

<記事要約> オーストラリアの政府組織であるバイオテクノロジー・オーストラリアによると、この2年間に起きた汚染と気候変動によって遺伝子組み換え作物に対する社会からの支持が増大しているそうです。全国の1,100人以上を対象とした調査では、この2年間に遺伝子組み換え受容が46%から73%に劇的に増加しました。
 クィーンズランド州において、遺伝子組み換え作物が栽培されるべきか否かを訊ねられた回答者の50%が肯定的に回答し、他に30%以上が厳しい規制が提供されるなら賛成すると答えています。
クィーンズランド州は、オーストラリアで遺伝子組み換え作物にモラトリアムを実施していない唯一の州ですが、州民の97%が遺伝子組み換え作物の採用は環境に優しい自動車燃料開発に役立つだろうと答え、91%が気候変動と塩害問題を解決できるだろうと答えました。
 連邦政府の産業大臣は、この調査結果はバイオテクノロジーに対する人々の態度の大きな変化を示したものだと述べています。

オーストラリア・遺伝子組み換えワタ・科学者による提言
2007年7月6日/FarmOnline
GM cotton crucial for Australian advantage
遺伝子組み換えワタはオーストラリアにとってきわめて重要です
http://sl.farmonline.com.au/news_daily.asp?ag_id=43633

<記事要約> 遺伝子組み換え作物の専門家で、現在遺伝子組み換えプロジェクトに取り組むオーストラリア・クィーンズランド技術大学のジェームズ・デール教授は、オーストラリアのワタ業界が途上国の増産に対抗して自国の優位性を維持したいなら、遺伝子組み換え作物で先頭になり続けなければならないと指摘しています。
 「遺伝子組み換えワタの生産コストはシーズン毎の農薬散布回数を14回から1〜2回にまで減らせることによって際だって低くなる。この技術がすべてではないが、新しい技術を導入して生産の絶えざる改良を考えることが必要。世界の動向についていかなければ、取り残されてしまうだろう。我々研究者にとって困難の一つは南部諸州における遺伝子組み換えモラトリアムである」とコメントしています。

オーストラリア・遺伝子組み換えモラトリアム解除
2007年6月14日/AAP
Feds demand states drop GM moratoriums
連邦政府は州に遺伝子組み換え作物のモラトリアム解除を要求します。
http://au.news.yahoo.com/070614/2/p/13qu7.html

 <記事要約> 州政府による遺伝子組み換え作物の栽培の禁止令がオーストラリア農業の未来を危険にさらしていると、連邦政府のピーター・マクゴーラン農業大臣が述べました。ビクトリア州とタスマニア州は遺伝子組み換え作物のモラトリアムの再検討に入りましたが、ニューサウスウェールズ州は2008年3月3日まで遺伝子組み換え作物のモラトリアムを継続します。しかし、ニューサウスウェールズ州は、クィーンズランド州と共に小規模ですが遺伝子組み換えのワタを栽培しています。穀物生産の主産地である南オーストラリア州と西オーストラリア州では、ナタネ、カーネーション、エンドウマメを含む遺伝子組み換え作物の試験栽培が行われました。
 マクゴーラン農業大臣は、バイオテクノロジーの効果は非常にわかりやすいとし、「世界人口の増加に伴いより多くの、そして人々の健康に寄与する食品への需要が生まれている。エネルギー生産や新しい産業分野、製薬植物などにも需要があり、バイオテクノロジーがこれらの挑戦に対する解答を提供する一手段になっている。州や地域は農家が望む農産物栽培を許可し、研究者と投資家に明確な市場へのアクセスを提供するため、遺伝子組み換え作物のモラトリアムを解除するべき。もしオーストラリアの農民が国際的な競争力を持ち続けたいのなら、バイオテクノロジーの恩恵を最大限得られることを保証するべき」と述べています。

オーストラリア・気候変動・地球温暖化・環境ストレス耐性作物
2007年5月10日 University of Adelaide
GM Food Debate Heats up with Global Warming
地球温暖化現象で遺伝子組み換え食品の論争が激化
http://www.newswise.com/articles/view/529871/

<記事要約> オーストラリアのアデレード大学マーク・テスター教授は、地球温暖化現象によって我々の食糧用の作物がより厳しくなる状況下で、消費者による遺伝子組み換え食品の受容が活発になるであろうと指摘しています。「オーストラリアのように植物の栽培に対する自然条件が厳しい国では、気候変動の影響によっては食糧用作物の栽培が厳しくなる可能性が高いのです」
 テスター教授は、干ばつや塩害、霜害のような不利な環境に対し耐性を持つ遺伝子を識別し、交雑育種と遺伝子組み換え技術を使ってその遺伝子を商業生産に適した植物に移す研究をしています。遺伝子組み換え技術は、特に急速に変化している環境に対処するための植物の改良を促進する役割を果たします。
 「農家が収量の低減に直面した際、持続的にそして経済的に食糧を生産するため、ありとあらゆる手段を使う必要があります。遺伝子組み換え技術はその手段の一つです。世界人口の増加のため、2050年までに世界の食糧穀物生産を2倍にする必要があります。さらに、オーストラリアは、水分の不足以外にも莫大な対策費を要する土壌塩分濃度の増加という重大な環境問題に直面しています。この問題は、世界中の多くの国々に共通のものです。遺伝子組み換え作物は不利な条件を克服し、世界の食糧供給量を増やす機会を提供してくれます。何億人もの人々の利益のために、その機会を逃してはなりません」とも述べました。

オーストラリア・遺伝子組み換え乾燥耐性小麦・試験栽培
2007年4月18日/The Age
GM trial sows hope for farmers
農業生産者に希望を与える遺伝子組み換え作物の試験栽培
http://www.theage.com.au/news/national/

<記事要約> オーストラリアのビクトリア州で初の遺伝子組み換えの乾燥耐性小麦の試験栽培計画における州政府の提案に対し、連邦政府から肯定的な回答が得られました。これによって、試験栽培がこの数週間かのうちに始まると期待されています。
 試験栽培は、遺伝子組み換え小麦と他の小麦品種やほかの植物との隔離ゾーンやウサギの侵入を防ぐことなどを条件に、認められるようです。
 この試験栽培は、何年間も干ばつに苦しめられてきた州北西部の小麦生産者の将来を保証する試みの一つです。州農業大臣の報道官は、オーストラリアの気候変動による影響と頻発する干ばつに対応するいくつかの対策を試みていると話しています。

オーストラリア・紫色カーネーション
2007年4月2日/ABC
Purple carnation to be made available to gardeners
紫色のカーネーションが家庭でも栽培可能に
http://www.abc.net.au/news/newsitems/200704/s1887888.htm

<記事要約> ペチュニアとパンジーから遺伝子を挿入して作られた紫色のカーネーションが、オーストラリアにおいて一般家庭でも栽培できる初めての遺伝子組み換え植物になりました。
 1995年から10年以上にわたり450万本の遺伝子組み換えカーネーションが商業的に販売されてきました。オーストラリア連邦政府遺伝子技術規制局(OGTR)は、栽培可能な遺伝子組み換え植物のリストに、4つの系統が初めて記載しました。また、OGTRはヒトの健康あるいは環境に対する悪影響の報告はこれまでに一切認められなかったとも述べています。。
以下の参考記事もご参照下さい。

<参考記事1.>
Australian OGTR: Inclusion of dealings with GM Carnations on the GMO Register
http://www.seedquest.com/News/releases/2007/april/18855.htm
2007年4月2日 SeedQuest

<参考記事2.>
FIRST GENETICALLY MODIFIED PLANT ON TRALIAN‘GMO?REGISTER’
http://www.ogtr.gov.au/media/index.htm
2007年4月2日 OGTR Media Releases

オーストラリア・ABARE・遺伝子組み換えナタネ・国際市場受け入れ
2007年3月2日/SeedQuest
ABARE report: Market acceptance of GM canola
ABARE報告書:遺伝子組み換えナタネ(カノーラ)の受容
http://www.seedquest.com/News/releases/2007/march/18584.htm

 政府系のシンクタンクであるABARE(オーストラリア農業資源経済局)は、遺伝子組み換えナタネの国際市場での受容についての報告書を発表しました。
 報告書は、日本、メキシコ、中国、パキスタンおよびバングラデシュなど、輸入市場において、遺伝子組み換えナタネは従来のナタネと同様に一般的に受け入れられている事実を指摘しています。また、実際には大豆、トウモロコシ、ワタおよびナタネを遺伝子組み換えで生産している国がこれらの作物の輸出を独占しています。例えばカナダでは1990年代半ばに遺伝子組み換えナタネが導入されてから輸出量は2倍以上になり、2006年には世界の輸出市場の70%以上を占めているとの調査データを公表した上で、オーストラリアでも遺伝子組み換えワタが広く栽培され、遺伝子組み換え大豆製品を輸入していることから、遺伝子組み換えナタネも食品製造業者と消費者から普通に受け入れられるとの見通しを述べています。
報告書は以下からご覧いただけます。
http://www.abareconomics.com/publications_html/crops/crops_
07/GM_canola.pdf

オーストラリア・ナタネ・トランス脂肪酸
2007年1月29日/The West Australian
GM canola could spell the end of trans fats
遺伝子組み換えナタネがトランス脂肪酸をなくせる?
http://www.checkbiotech.org/root/index.cfm?fuseaction=news&doc_id= 14305&start=1&control=176&page_start=1&page_nr=101&pg=1

西オーストラリア州の農業バイオテクノロジーの専門家は、遺伝子組み換え技術によってトランス脂肪酸を取り除いたナタネで、深刻化している肥満、循環器病、糖尿病などのリスクを予防することが可能になると提言しています。
 技術開発がオーストラリアよりも10年進んでいるカナダでは、トランス脂肪酸の発生を抑える安定性の良い調理揚げ油用の高オレイン酸・低リノレン酸の特別なナタネがすでに開発されています。さらに遺伝子組み換え技術を用いれば、単にトランス脂肪酸を減らすのではなく、トランス脂肪酸をなくしたナタネの開発も可能になります。
 西オーストラリア州が2008年まで遺伝子組み換え作物の生産においてモラトリアムを続行しているのは「愚かな」措置であり、遺伝子組み換えナタネが西オーストラリア州農民に年間1億7千万豪州ドル(約162億円)の価値をもたらすだろうと主張しています。

オーストラリア・ヴィクトリア州・乾燥耐性・コムギ
2006年12月26日 /Farm Futures
Australian State Moves Forward with Biotech Wheat
オーストラリアでの遺伝子組み換えコムギの前進
http://www.farmfutures.com/ME2/

 長期にわたる干ばつに悩まされているヴィクトリア州は、乾燥耐性の遺伝子組み換えコムギの栽培試験を申請しました。遺伝子技術規制局(OGTR)がこの申請を認可すると、遺伝子組み換え作物の試験栽培としてはオーストラリアで7番目、そしてコムギでは初めての栽培試験となります。
 計画では、30系統の遺伝子組み換えコムギを0.225ヘクタールの試験圃場で栽培する予定です。すでに、中東原産の近縁種で丈夫な山羊草(goat grass)の特性を使って非遺伝子組み換えの乾燥耐性のコムギの開発に成功していますが、遺伝子組み換え育種のプロセスによって、乾燥耐性のコムギの開発をより早めることが可能になります。

オーストラリア・遺伝子技術規制局(OGTR)・組み換えワタ
2006年10月27日/ABC
GM cotton gets green light in northern Australia
組み換えワタが北部オーストラリアでゴーサイン
http://www.abc.net.au/rural/news/content/2006/s1775178.htm

 遺伝子技術規制局(OGTR)は、北部オーストラリアにおける組み換えワタ5品種の商業栽培を承認しました。これらは遺伝子組み換えの除草剤耐性と害虫抵抗性の品種で、モンサント・カンパニーのものも含まれます。南部オーストラリアでは既にこれらの栽培が認められていましたが、環境影響などから南緯22度以北では認められていませんでした。これにより遺伝子組み換えワタの栽培面積が伸びることが期待されます。

オーストラリア・モラトリアム・GMナタネ
2006年10月17日/The West Australian
GM crops seen as way farmers can beat drought
生産者が干ばつに対抗できるための組み換え作物
http://www.thewest.com.au/default.aspx?MenuID=77&ContentID=10211

 西オーストラリア州では、2008年まで組み換え作物の商業栽培のモラトリアム(一時凍結)を実施しています。しかし、大手農業グループのThe Pastoralists and Graziers Associationは組み換え作物の商業栽培が認められることで、農民への干ばつの影響が減少すると主張し、州政府が早くモラトリアムを撤廃することを希望しています。
 除草剤耐性の組み換えナタネは組み換え技術を用いないで除草剤耐性にしたものより反収が20%多いのが特徴です。州全体でナタネから得られる農業生産額は小麦のそれの1割に過ぎませんが、組み換えナタネの導入によってナタネの収量を上げることができれば、農家の収益に大きく貢献します。さらに研究が進めることが必要ですが、干ばつ抵抗性の組み換え小麦やハウチワマメ(牧草の一種)が将来の組み換え作物として期待されています。

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