ルーマニア

ルーマニア 遺伝子組み換え大豆の導入をEUに要求
2011年1月12日/新華社通信 Romanian farmers urge EU to introduce genetically modified crops
http://news.xinhuanet.com/english2010/world/2011-01/13/c_13688037.htm
<記事要約>

ルーマニアの全国農業生産者連合は、ルーマニアがGM作物(訳註:ラウンドアップ・レディー大豆)の栽培承認を求めて、欧州連合(EU)へ公式に働きかけを始めた事をプレスリリースで発表しました。
ルーマニアではEUへ加盟した2007年1月以降、GM大豆の栽培が中止されています(2) (訳註:ルーマニアでは2006年まで10万ha以上のGM大豆が栽培されていましたが、EU加盟に伴い中止されました)。
ルーマニアの農業大臣Valeriu Tabara氏は、「ルーマニアでは現在、GM大豆は栽培されていません。しかし一方で、畜産飼料用として(訳註:GMの)大豆や大豆粕をブラジルから輸入しています。ルーマニアでは、年間10億ユーロ(約1,150億円)の損失が生じています」と述べています。

(2) ISAAA Brief 41 Global Status of Commercialized Biotech/GM Crops: 2009 P.172-175

ルーマニア 農業生産者が遺伝子組み換え大豆の栽培復活を希望
2010年6月7日/Balkans.com Business News
Farmers in Romania claim GM soya cultivated in the past is harmless for the environment
http://www.balkans.com/open-news.php?uniquenumber=59963
<記事要約>
ルーマニア農業生産者全国連盟(FNPAR) は、遺伝子組み換え大豆がルーマニア国内での栽培を禁止されている事によって、同国の農業、食品関連産業が12億ユーロ(約1,440億円、ルーマニアGDP、国内総生産の約1%)の損失をこうむっていると推定しています。
農業生産者全国連盟は、遺伝子組み換え作物全てについて栽培が安全と主張している訳ではありませんが、彼らが過去に栽培した実績がある遺伝子組み換えの大豆について、環境に対して無害だった事を説明しています。
ルーマニアの生産者は、1999年から遺伝子組み換え大豆の栽培を開始し、2006年にはその栽培面積は190,000ヘクタールに達しました。しかし同国がEUへ加盟したため、遺伝子組み換え大豆の栽培は禁止されました(訳注:EU域内では遺伝子組み換え大豆の栽培が未承認だったため)。
結果、ルーマニア国内の大豆栽培面積は、2007年には52,000 ヘクタールまで減少しました。現在ではルーマニアは大豆輸入国であり、(飼料原料として使われる)大豆粕の輸入量も同じく増加しています。
ルーマニア・アイルランド・フィリピン・農業者円卓会議・生産者への利益と世界的受容
2007年10月18日/Brownfield Network
International farmers want, need ag biotech
世界中から求められている農業バイオテクノロジー
http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?
objectid=B3FE4C02-D075-61FF-B87F2F2740A42AC7

<記事要約> 2007年10月17日、アイオワ州デモインにおいてTruth About Trade & Technology(TATT)が主催する第2回年次国際農業者円卓会議が開催され、世界中から20名の農家が参加して世界的にバイオテクノロジーの受容を進める方法について論じました。
農業バイオテクノロジーは、EUでは厳しい反対に直面しており、現在ラウンドアップレディー大豆の輸入は認められますが、栽培は認められていません。ヨーロッパの個人農家として最大規模の15万エーカー(約6万ヘクタール)の農地を所有するルーマニアのルシアナ・バズガン氏は、この事実に失望した生産者の一人です。昨年ルーマニアがEUに加盟したため、彼はそれまで行ってきたラウンドアップレディー大豆の栽培を止めなければならず、8回も農薬散布を行った結果1ヘクタール当たり100ユーロ(約1万6,000円)の損失に見舞われました。
アイルランドで1,800エーカー(約728ヘクタール)を耕作するジム・マッカーシー氏も、遺伝子組み換えが作物のメリットを享受できない不満のため、EUを離れて遺伝子組み換え栽培が可能なアルゼンチンに投資しました。その結果、彼は6千万ドル(約68億円)の資金を集めてアルゼンチンで二毛作が可能な農地3万エーカー(約1万2000ヘクタール)の土地を購入したのです。
フィリピンで15エーカー(約6ヘクタール)を耕作するロザリオ・エラサス氏のような世界でも小さい農家にとってこそ、農業バイオテクノロジーは、最大の利益をもたらすのかもしれません。フィリピン全土で遺伝子組み換えトウモロコシの販売を促進することにより今年度の「クレックナー商業と技術促進賞」を受賞したエラサス氏は、ほんの10年ほど前にフルタイムの農業を始めたばかりですが、現在ではフィリピントウモロコシ連盟の会長職にあります。
彼女は、フィリピン政府によって開かれた農業学校で遺伝子組み換えトウモロコシに実際に触れ、その利益の可能性を確信しました。そして実際に、害虫抵抗性遺伝子組み換えトウモロコシが反収を上げ、アフラトキシンレベルを減らし、全国で彼女のような零細な生産者が収入を増やしていることを確認しました。「我々のトウモロコシは品質が悪くて飼料製造業者から拒否されたことが多かったが、遺伝子組み換えトウモロコシが我々の生産物を品質を改善するのに役立つことがわかった」と彼女は指摘しています。
これら3人の生産者は、場所や経営規模がたいへんに異なっているにもかかわらず、全員が農業バイオテクノロジーを非常に重要な手段として確信しています。

記事内に記載のURLは、記事を作成した当時のURLです。現時点でこれらへのリンクは必ずしも有効ではありませんことをご了解ください。

pagetop