- インド ワタ栽培面積の90%で、害虫抵抗性品種が作付け
- インド 遺伝子組み換えワタ採用で女性の雇用機会と収入が増加
- パキスタン 遺伝子組み換えワタによる増産計画が本格化
- パキスタン 2品種のBtワタについて、政府が栽培を承認
- 初のインド産 Btワタの準備が整いました
- 西オーストラリア州でキンバリーの遺伝子組み換えワタ栽培の禁止措置が解除
- オオタバコガに対する遺伝子組み換えワタの効果「サイエンス」誌に発表
- ブルキナファソがBtワタ栽培国に仲間入りします
- 遺伝子組み換えワタの試験栽培開始
- Btワタの試験栽培がウガンダで認可されました
- Btワタレースでインドは中国を追い抜きます
- フィリピン政府専門家が年内にBtワタの温室試験栽培を実行
- 遺伝子組み換えワタはオーストラリアにとってきわめて重要です
- 研究結果:遺伝子組み換え作物が持続可能な農業に一役かうかも
- USAID が害虫抵抗性ワタの試験栽培に16万米ドルを提供
- 遺伝子組み換えの害虫抵抗性ワタがワタ全体の栽培面積の60%に
- 食品・農業・畜産省(MINFAL)が遺伝子組み換えワタの認可を要望
- ジンバブエが遺伝子組み換えワタの栽培を要望
- 遺伝子組み換えワタの栽培面積が2006-07年には75%まで急増
- 2007年、ブルキナファソが遺伝子組み換え組み換え害虫抵抗性ワタの生産を開始
- 組み換えワタが北部オーストラリアでゴーサイン
- ブラジルの委員会で新しい組み換えトウモロコシとワタの種類を討議
90% of Cotton Area Under Bt
http://www.business-standard.com/india/news/90cotton-area-under-bt/406361/
<記事要約>
インドでは害虫抵抗性ワタ品種の導入により、(訳注:2002年に導入されて以来)2008年までに4,000億ルピー(約7,320億円)相当のワタが増産されました。
今年のカリフシーズン(訳注:初冬の作物収穫季節)には、Btワタの作付け割合がワタ作付面積の90%を越えました。
農家は過去8年にわたり、従来の種子と比較するとBtワタの種子でより良い結果を得ています。インド織物産業コミッショナーであるAB Joshi氏は「最終的な数値については明確に算定されていないものの、ワタ栽培面積のうち、90%以上がすでにBtワタ品種であると名言できる」と述べています。
インドはBTワタを最も早い段階で採用した国の1つであり、2年前には農薬使用量を最大80%削減できる、第二世代の害虫抵抗性遺伝子組み換え(GM)種子Bollgard IIを導入しています。
インドのワタ耕作面積はここ3年に渡り大幅に増えており、2008年では980万ヘクタール、2009年には1030万ヘクタール、今年のカリフシーズでは1100万ヘクタールとなっています。
コイムバトレを拠点にワタを取り扱っているAshok Damji Daga氏は、この成長はワタ最低保証価格(MSP)の上昇と、Btワタが作付けされた地域での高収量が要因だと考えています。
織物産業省によるデータによれば、今年のワタ生産量は前年の2,950万ベールに対し、3,250万ベール(1ベール=170 kg)という見通しです。
今年Btワタの導入比率が90%を超えた事は、農業生産者が経験したBtワタのベネフィットを明確に示しています。Btワタ技術への支持の上昇は、いかに技術革新が農業生産効率を向上し、より高い単収と、農業生産者の収入増加に役立ったかの一例です。これは、より多くの農業生産者が(訳注:Btワタの様に)有益な技術を利用する環境を構築する必要性が高まっている事を示しています。
Modified cotton helps Indian women
http://www.upi.com/Science_News/2010/07/28/Modified-cotton-helps-Indian-women/
UPI-22101280358947/
<記事要約>
英国ウォーウィック大学の研究によると、インドで遺伝子組み換え作物が栽培、利用される事によって、インドの女性の雇用機会と収入が大幅に増加しました。ウォーウィック大学の Arjunan Subramanian博士によると、害虫抵抗性のBtワタが2002年にインドで導入されて以来、Btワタの高い収量性から綿花生産量は増加し、これを摘むために新たな雇用が生まれています。インドでは綿花を摘むのは主に女性の仕事であるため、この収穫のために雇われた女性は、平均で収入が55%増加しました。
またワタ栽培に携わる男性の労働者も、害虫のモニタリングや殺虫剤散布の必要性が減った結果、余った労働力をこれまで女性が行ってきた仕事に振り向ける事が出来るようになったため、女性の労働条件も改善しました。
Subramanian博士は、「Btワタの栽培は収入を増やし、家内労働を減らす事で女性の生活の質を向上させている」と述べています。
Now, Pak joins Bt cotton race
http://www.hindustantimes.com/rssfeed/india/Now-Pak-joins-Bt-cotton-race/Article1-533854.aspx
<記事要約>
世界第4位のワタ栽培国パキスタンは、遺伝子組み換えのBt (害虫抵抗性)のワタ品種を導入することでワタの生産量を急増させ、アジアでは中国に次いでワタを輸出するインドと競合できるように取り組む予定です。
パキスタン政府は4月10日に、バイオテクノロジー作物の開発企業であるモンサント・カンパニーとの覚書に署名しました。パキスタンは世界でもトップ5に入るワタ栽培大国ですが、2002年にBt (害虫抵抗性)ワタを導入したインドには遅れをとっています。
モンサント・カンパニーの広報担当者は、「弊社は、世界で最も研究されたワタの技術といえるボールガード-Ⅱワタを(パキスタンに)導入する予定です」と発表し、今回の覚書を「パキスタンへのBtワタ導入に焦点を置いた、議論を続けるための枠組み」を提供するものとしています。
パキスタンは今年に公表された「ワタのビジョン2015年の目標」に基づいて、(訳注:2009年には208万トンの生産量だった)パキスタンのワタ生産を、2015年までに2千万梱(訳注:1梱=170kg計算で約340万トン, 約6,000億円相当)まで増産する事を目標にしています。
議会での質問に回答したパキスタン農業省によれば、インドでは合計9つの州、約8千万ヘクタールにおいてBtワタが栽培され、これらBtワタの導入は反収を31%引き上げるのに寄与しました。
パキスタンの「ワタのビジョン2015年」において、「2015年までに2千万梱の生産レベル」を達成するためには、遺伝子組み換え作物の導入を含めて1ヘクタール当たりの反収を毎年5パーセント改善しながら、一方で栽培面積を毎年2万5千エーカーずつ増やすなど、様々な選択肢を予想しています。
業界関係者は、パキスタンで高い反収が達成される事により、3〜4年後には同国も国際マーケットに貢献できるようになると発言しています。
2 Bt cotton varieties to be available for Kharif season
http://www.dailytimes.com.pk/default.asp?page=2009%5C11%5C26%5Cstory
_26-11-2009_pg5_10
<記事要約>
パキスタン環境省は、遺伝子組み換え農作物の栽培を初めて公式に認可しました。パキスタンの環境省、環境保護局と国家バイオセーフティ委員会は第7回の検討会において、独自に開発した2品種の害虫抵抗性ワタ(Btワタ)を商業栽培を承認しました。これらのBtワタの品種は、分子生物学中核センター(CEMB)の科学者によって、数年をかけて開発されたものです。
承認されたのはCEMB-01とCEMB-02で、CEMB‐1は1種類のBtタンパクを作る遺伝子を持ちますが、CEMB-02は2種類のBtタンパクを作る遺伝子をもつスタック品種であり、チョウ目害虫への優れた防除効果を作物へ与えます。これらの品種は、2010年2月のパンジャブ種子協会の会議で認可を経た後に、次回(2010年の秋季収穫)の作付け時には農業生産者が利用可能な状態になる予定です。
この2品種は環境省が定めるバイオ環境安全性基準をクリアしており、また2年の栽培試験によって、パキスタン中央ワタ委員会(PCCC)からも高い評価を得ています。現在これらの品種は、来期の秋季収穫の作付けに間に合うように種子の生産が進められています。また、これら2品種を含めて合計10品種のBtワタが、パキスタン種子協会の認可を経た後で、パキスタン国内で商業化される可能性があります。
パキスタンのワタ農家は、これら2品種Btワタが、バイオセーフティーに関する試験と収量性試験など全ての必要な手続きを終了し、商業化された事を喜んでいます。
ヨーロッパや他の国々ではGM作物品種に反対しているため、今回のパキスタンにおける進展に対し反応するかもしれません。彼らは、パキスタンの主要な輸出品であるコメを含む農作物に関して「遺伝子組み換えでない」という証明書を提出させており、他の作物に対しても証明書を求めています。
2009年1月6日/The Times of India
First desi Bt-cotton variety ready
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<記事要約>
インド農業研究評議会(ICAR)は、約12年間の研究と試験栽培を経て、Bikaneri Nerma (BN-Bt)と名付けられた初のインド産遺伝子組み換えワタの商業栽培の準備を整えました。
ICAR は既に官民双方の種子販売先にライセンスや技術を移転する準備ができています。3月初めまでには農業生産者が利用できるようになります。
新しい遺伝子組み換え品種は、ワタ調査中央研究所(CICR)、農業科学大学(UAS)、国立植物バイオテクノロジー研究センター(NRCPB)の共同作業の成果です。
Bikaneri Nerma品種へのCry1AC 遺伝子の導入はNRCPBが行い、分子検査、 ELISA 検査とバイオセーフティ検査のような評価と試験は CICR と UASによって行なわれました。ワタの育種家は、インドのワタ品種(Bikaneri Nerma)に遺伝子を入れることは、米国のワタ品種に導入するよりはるかに難しかったと述べています。
禁止措置を解除
2008年11月14日/AAP
WA lifts ban on GM cotton in Kimberley
<記事要約>
西オーストラリア州政府は、州北部にある東キンバリー地区オード川潅漑地域における遺伝子組み換えワタの暫定的栽培禁止措置を解除すると発表しました。遺伝子組み換え作物に関する昨年の報告書では、遺伝子組み換えワタはこの地域に年間5000万オーストラリアドル(約30億円)以上の価値をもたらし、さらに200もの正規雇用を生むと推定されています。
Terry Redman農業・食料大臣は、今回の決定は遺伝子技術規制局(OGTR)、西オーストラリア州農業・食料省とオーストラリア連邦科学工業研究機関(CSIRO)の監督のもと、過去10年間にわたってこの区域で大規模に行われた遺伝子組み換えワタの試験栽培を経た上で下されたと述べました。Redman大臣は、「オード地域で試験栽培された遺伝子組み換えワタは、長期にわたりオーストラリアにおける収量を約10%以上上回ることが多く、しかも害虫の防除などを含め農業栽培上の問題もなく、また周辺の環境に悪影響を与える可能性もないとわかりました。オーストラリアでは、ワタ生産の90%以上がすでに遺伝子組み換え品種となっています。遺伝子組み換えワタを栽培することでオード地域の農薬使用量が減らせるのです。西オーストラリア州では1970年代に非遺伝子組み換えワタの栽培を試みましたが、害虫の被害などで惨憺たる結果に終わりました。生産者は毎シーズン、多いときには40回も殺虫剤を散布しなければならなかったのです。それに比べて、今回試験栽培された遺伝子組み換えワタではたった2回の散布で済みました。
西オーストラリア州政府は現在、遺伝子組み換えナタネの暫定的禁止措置についても再検討を始め、遺伝子組み換え油糧種子作物に関するリスクマネージメントについて評価を進めています。
2008年9月18日/AAAS
Effects of Genetically Modified Cotton on Bollworms in China Revealed in Science
<記事要約>
害虫抵抗性を持つ遺伝子組み換えワタのベネフィットは、それらが栽培される畑だけでなく、近隣の非組み換え作物にまで及ぶことがわかりました。これは北京の中国農業科学院のKong-Ming Wu研究員らが中心となって10年間にわたり行われた調査で明らかになったものです。それによると、遺伝子組み換えワタを導入した影響を調べた結果、遺伝子組み換えワタが長期にわたり害虫オオタバコガの大幅な減少に影響していたことが確認されました。オオタバコガが特に好んで産卵するワタの畑で幼虫の数が減ったことが、結果としてオオタバコガ全体数の減少につながり、近隣の他の作物を守ることにつながったと考えられます。この遺伝子組み換えワタには、バチルス・チューリンゲンシス(Bt)と呼ばれる自然界に存在するバクテリア由来の殺虫成分が組み込まれています。これは標的となるガとチョウの幼虫にとっては極めて効果がありますが、標的以外の昆虫やヒトを含めたその他の動植物には無害です。また、すぐに分解されるので地下水を汚染することもありません。
2008年7月12日/The Africa Science News Service (ASNS)
Burkina Faso joins countries growing Bt Cotton
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<記事要約>ブルキナファソは2003年からの試験栽培を経てBtワタを商業化し、南アフリカとエジプトに続きアフリカで3番目の遺伝子組み換え作物商業栽培国に加わることになりました。
ブルキナ国立農業研究所(INERA)とモンサント・カンパニーは、最近、種子生産のためのBtワタ種子輸入の商業協定に署名しました。 モンサント・カンパニー・アフリカによれば、1万5,000ヘクタール分の種子がすでに輸入され、作付けが始まっていることが確認されました。来年には40万ヘクタール分に相当する種子の生産が期待されています。
西アフリカのブルキナファソは、農業人口が90%を占める最貧国の1つです。ワタはブルキナファソの輸出総額の50%以上を占めるほど重要な換金作物として栽培されています。しかし、頻繁な干ばつと害虫発生により、ワタの生産に90%以上の損害がでることも珍しくありません。損害を防止するには殺虫剤の使用が有効ですが、殺虫剤の高いコストにより国際競争力が下がってしまいます。Btワタの導入によって、南アフリカや中国、インドの小規模農業生産者が何年もの間享受している経済的利益を、ブルキナファソの農業生産者も受けられるだろうという期待が国中で高まっています。
2008年6月27日/The New Vision
Local Genetically Modified Cotton to Start
<記事要約>ウガンダでBtワタの試験栽培が11月から行われることになり、研究者達がその準備にとりかかっています。試験栽培は他の品種との交雑を起こさないよう慎重に行われます。環境保護活動家は反対していますが、研究者達は、Btワタの開発により害虫被害を抑え、反収を大きく改善し、生産者はより多くの利益を得るであろうと述べています。
ウガンダのワタ生産量はここ数年で激減しています。多くの農業生産者が害虫、低反収、低価格などの理由でワタの栽培を放棄しているのです。このため東アフリカでは原料の不足による綿花工場の操業停止も頻発しています。遺伝子組み換え品種の導入によりこの状態に歯止めがかけられることが期待されています。
ウガンダのBtワタ開発への協力に同意しているモンサント・カンパニーによれば、BTワタは米国で経済的、環境的利益を提供しており、Bt技術(特にBtワタ)を利用した米国の農業生産者の農業収入は最初栽培から10年で99億ドル増加しました。また殺虫剤使用を劇的に減らし、農業収益を改善しています。
2008年1月22日/UNCST
Bt Cotton Trials Approved in Uganda
option=com_content&task=view&id=108
<記事要約>:2007年8月にウガンダ科学技術委員会(UNCST:Uganda National Council for Science and Technology)内に設置された全国バイオセーフティ委員会(NBC:National Biosafety Committee)は、遺伝子組み換えワタ試験栽培の申請を検討した技術小委員会からの報告を審議しました。
この申請は、国立半乾燥地資源研究所(NaSARRI:National Semi-Arid Resources Research Institute)が、コットンボールワーム(オオタバコガ)に対する抵抗性と除草剤耐性を持つ遺伝子組み換えワタの試験栽培を求めていたものです。
この試験栽培は、将来ウガンダの条件に適した遺伝子組み換えワタの生産のためのデータ収集を目的とした、研究ステーションで行われる限定された試験栽培です。ウガンダの小規模ワタ農家にとってワタ栽培においての障害となっているオオタバコガの被害や雑草防除の問題を解決するために、この遺伝子組み換えワタが経済的に重要であることが強調された結果、試験栽培が認められました。
2007年11月8日/The Financial Times
India overtakes China in Bt cotton race
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<記事要約> 遺伝子組み換えの農業利用では中国が先にスタートを切りましたが、Bt(害虫抵抗性)ワタの栽培面積と承認を待つ遺伝子組み換え農作物の数でインドは中国を追い越しました。
中国では、ワタ以外トマト、ピーマンとペチュニアが遺伝子組み換えで商業栽培されており、コメ、小麦、トウモロコシの主要食品をはじめ、ワタ、ジャガイモ、トマト、大豆、キャベツ、ピーナッツ、メロン、パパイヤ、甘トウガラシ、カラシ、ナタネとタバコが試験栽培されています。
一方インドでは、公共部門によって開発されている遺伝子組み換え農作物がバナナ、ケツルアズキ、 ナタネ 、キャベツ、カリフラワー、ヒヨコマメ、コーヒー、ワタ、ナス、マスクメロン、カラシナ、ジャガイモ、コメ、タバコ、トマト、ムギおよびパパイヤの17作物あり、民間でもキャベツ、カリフラワー、ワタ、トウモロコシなど9作物を開発中です。
Btワタの栽培については、中国が1996年から商業栽培を始めたのに対し、インドは2002年と出遅れましたが、2006年には380万ヘクタールに達し、中国の350万ヘクタールを追い抜きました。中国のワタ栽培面積は530万ヘクタールですが、Btワタの栽培比率は66%で、害虫被害のない地域での栽培面積を勘案すると、ほぼ飽和状態とみられています。
一方インドはワタの栽培面積は900万ヘクタールと世界一を誇ります。インドでは、2006年までに2種類のBtを併せ持つものも含めて4種類の遺伝子組み換えワタが62種類のワタ品種に導入されています。
2007年10月1日/SeedQuest
Philippines government experts to conduct greenhouse trial on Bt cotton before year end
<記事要約> フィリピン農務省の当局者によると、フィリピンで年内にBt(害虫抵抗性)ワタの温室試験栽培を行うことを目指しているということです。Btワタの種子は、既に2006年11月にフィリピン国立バイオセーフティ委員会(The National Committee on Biosafety of the Philippines)から使用許可を得ており、中国のバイオセンチュリートランスジーン社(BioCentury Trans Gene Co)から輸入されることになっています。同社は現在、植物輸入検疫手続きを取得しているところです。さらに、インドからの温室試験栽培用Btワタ種子購入の可能性についてもその当局者は示唆しています。
Btワタ種子は害虫コットンボールワーム(オオタバコガ)への抵抗性を試験するための温室試験栽培は最長5ヶ月続けられることになるということです。この結果が好ましいものであれば、野外試験栽培が継続されることになります。
フィリピンは、繊維産業向けに年間約30万トン、8千5百万米ドル(約9億円)相当のワタを輸入していますが、Btワタ導入によってこれを国内自給で満たし、さらにインドのように輸出も可能になることが期待されています。
2007年7月6日/FarmOnline
GM cotton crucial for Australian advantage
<記事要約> 遺伝子組み換え作物の専門家で、現在遺伝子組み換えプロジェクトに取り組むオーストラリア・クィーンズランド技術大学のジェームズ・デール教授は、オーストラリアのワタ業界が途上国の増産に対抗して自国の優位性を維持したいなら、遺伝子組み換え作物で先頭になり続けなければならないと指摘しています。
「遺伝子組み換えワタの生産コストはシーズン毎の農薬散布回数を14回から1〜2回にまで減らせることによって際だって低くなる。この技術がすべてではないが、新しい技術を導入して生産の絶えざる改良を考えることが必要。世界の動向についていかなければ、取り残されてしまうだろう。我々研究者にとって困難の一つは南部諸州における遺伝子組み換えモラトリアムである」とコメントしています。
2007年6月7日/AFP
Genetically engineered crops may have a role in sustainable agriculture: study
<記事要約> 害虫抵抗性の作物とは、特定の害虫に効果のあるたんぱく質を生産するように遺伝子を導入した遺伝子組み換え作物は、従来の作物と比べると、収量が増えて高収益が約束されるため多くの農家に好まれています。しかし、害虫抵抗性作物が土壌を汚染し、生物多様性リスクがあるかもしれないと主張している人たちもいます。
米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校などの研究者たちは、害虫抵抗性トウモロコシと害虫抵抗性ワタについて、米国、インド、中国及びオーストラリアにおける42の野外実験の結果を調べました。その結果、殺虫剤を散布する慣行農業に比べて、テントウムシ、ミミズ、ミツバチのような有用昆虫が害虫抵抗性作物の畑により多く存在していることを確認しました。
遺伝子組み換えなどの新しい農業技術については、農業生態系に合わせて用いるべきであるとしています。この研究は2007年6月7日付「サイエンス」誌に発表されました。
2007年5月21日 The Monitor
USAID to fund Shs270m pest resistant cotton trials
<記事要約> 米国国際開発局(USAID)はウガンダにおける害虫抵抗性の遺伝子組み換えワタの試験栽培に16万米ドル(約2,000万円)を供与する計画です。このコットンボールワーム(オオタバコガ)に耐性を持つ害虫抵抗性ワタの試験栽培をする予定で、現在、全国バイオセーフティ委員会の承認を待っています。試験栽培の目的は、通常のワタに殺虫剤を散布した場合と害虫抵抗性ワタの比較検証であり、散布回数の低減と殺虫剤コスト削減が害虫抵抗性ワタに期待されています。
南アフリカ共和国を視察した研究者によれば、南アフリカ共和国では害虫抵抗性遺伝子組み換えワタの他にも、小規模農家の役に立つ除草剤耐性遺伝子組み換えワタや、ボールワームという害虫に抵抗性を持つ遺伝子組み換えワタが試験栽培される見込みです。害虫抵抗性ワタは、南アフリカ共和国、ブラジルとインドなどで商業栽培されています。現在はケニアとブルキナファソで試験栽培中です。USAIDは除草剤耐性遺伝子組み換えワタの試験栽培も実施する予定でいます。
2007年3月16日/Financial Express
Bt cotton to be 60% of total cotton cultivation
<記事要約> インド政府関係者によると、インドで初めて商業化された遺伝子組み換えの害虫抵抗性ワタは、初めて導入された2002年の2万9千ヘクタールから、現在は380万ヘクタール(939万エーカー)栽培されています。また、その栽培面積は全ワタ栽培面積の40%を占めており、数年以内には60%を超えるだろうと予測されています。
生産量においては害虫抵抗性ワタは全体の65%を占めており、グジャラータ州とパンジャブ州が害虫抵抗性の技術を取り入れている最前線です。そして、2007年の9月には、対前年比11%増加の459万トンの遺伝子組み換え害虫抵抗性ワタの収穫が予想されています。
2007年2月15日/Daily Times
MINFAL seeks approval for bio-tech cotton
ニュースによると、パキスタン食品・農業・畜産省( MINFAL )は、自国で開発された遺伝子組み換え作物の害虫抵抗性ワタ2品種について、来年から栽培が可能になるように、環境省の国立バイオセーフティ委員会の認可取得に力を入れています。農業への新技術導入の一環として、パキスタン政府は害虫抵抗性の作物の導入を計画しており、特に、中国やインドに遅れないために、この2品種のワタの認可に努力しています。
また、別の報告で、パキスタン政府はバイオテクノロジー研究開発の分野でも、関連省庁と高等教育委員会( HEC )を通じてに10億ルピー(約20億円)の投資を行っていると述べられています。現在、ワタ以外にもジャガイモ、チリペッパー、メロンのような農産物について、バイオテクノロジーの応用研究が進んでいます。
農業生産現場からの強い要望に応えて、今後、1年から2年の間に遺伝子組み換え作物がパキスタンでも栽培許可されると予想されます。
2007年2月13日
Zimbabwe call for GM (genetically modified) cotton:
ジンバブエでは遺伝子組み換えワタの栽培認可の過程を早めるべきであると、多くの政府関係者が要請しています。副農相のDavid Chapfika は国の経済危機に立ち向かうために導入すべき重要な作物としているとヘラルド新聞が報じました。副科学技術相のPatrick Zhuwawoもまた、遺伝子組み換えワタの普及を産業界に求め、科学技術省では7月にバイオテクノロジーについてのキャンペーンも行うとしています。ジンバブエのバイオテクノロジー委員会の会長のDr. Robbie Mupawoseは、遺伝子組み換え作物は経済危機対策の「最優先」課題であるという副農相の主張を支持しています。
2006年12月14日/BharatTextile.com
Bt cotton acreage to surge by 75 pct in 2006-07
インドにおける2006-07年の遺伝子組み換えワタの栽培面積は、2005年の310万エーカー(約130万ヘクタール)から倍以上の860万エーカー(約350万ヘクタール)に増えており、2007年から2008年にかけては1,400〜1,500万エーカー(560〜600万ヘクタール)に急増するだろうと予測されています。この急増の主な原因には、収量の増加が期待できる遺伝子組み換え種子の価値が生産者によって認識されるようになったことと、種子の価格が妥当になったことが上げられます。
2006年11月27日/SeedQuest
Burkina Faso to launch production of transgenic cotton in 2007
アフリカ最大のワタ生産国であるブルキナファソは、2007年6月から害虫防除と生産性の向上を目指して、遺伝子組み換え害虫抵抗性ワタを生産すると発表しました。「ブルキナファソでは遺伝子組み換えワタを生産するにあたっての障害はもはやない。政府は当初2008年の導入を予定していたが、2007年に前倒しして欲しいと思っている」とブルキナ繊維織物協会(Sofitex)の理事はコメントしています。
農業大臣も「この新技術は農民の生産コストを減らし、ワタに食害をもたらす害虫を減らすだろう」としています。ブルキナファソでは、2003年から遺伝子組み換え害虫抵抗性ワタの試験栽培が開始されています。ワタの生産は国の歳入の60%を占め、4百万人がワタの栽培で生計を立てています。
生産者は組み換えワタの導入でヘクタール当たり30%の増産と、殺虫剤使用の減少を期待しています。
2006年10月27日/ABC
GM cotton gets green light in northern Australia
遺伝子技術規制局(OGTR)は、北部オーストラリアにおける組み換えワタ5品種の商業栽培を承認しました。これらは遺伝子組み換えの除草剤耐性と害虫抵抗性の品種で、モンサント・カンパニーのものも含まれます。南部オーストラリアでは既にこれらの栽培が認められていましたが、環境影響などから南緯22度以北では認められていませんでした。これにより遺伝子組み換えワタの栽培面積が伸びることが期待されます。
2006年10月18日/Market Watch
Brazil commission to discuss new biotech corn, cotton types
生産者と種子会社から、試験栽培と商業栽培のための承認作業が遅すぎると要求されたCTNBio(ブラジルのバイオセーフティ委員会)は、3品種の組み換えトウモロコシと3品種の組み換えワタについての技術的な審査を行う予定でいます。
2005年のモンサント・カンパニーのボールガードワタとラウンドアップレディー大豆以来、CTNBioによる組み換え作物の承認はありませんでしたが、再び審査を開始しました。
現在、モンサント・カンパニーを含む3社が害虫抵抗性トウモロコシと除草剤耐性ワタの商業栽培の認可を求めています。これらがCTNBioにより承認されたあとは、政府の各部門からのアナリストで構成される委員会に上げられ、政治・経済的見地から商業化を認めるべきかどうかが決定されます。
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