トマト

英国・栄養価の高い紫色の遺伝子組み換えトマト
2008年10月27日/Farmers Guardian
Purple GM tomatoes to help fight cancer
ガン予防に効く紫色の遺伝子組み換えトマトが開発されました
http://www.farmersguardian.com/story.asp?sectioncode=1&storycode=22258
<記事要約>
英国ジョン・アイネス・センターの研究者らは、キンギョソウ由来の遺伝子を発現させることでアントシアニン含有量の多い紫色の遺伝子組み換えトマトの開発に成功したと発表しました。アントシアニンは特定のガンや心臓疾患、加齢による変性疾患を予防する効果が証明されており、抗炎症活性を持ち、視覚能力を向上させ、さらに肥満や糖尿病を防ぐことも立証されています。この研究は、日常的に摂取される野菜や果物の栄養価を向上させる試みの一環です。
ジョン・アイネス・センターのCathie Martin教授は、「(推奨されている通りに)1日当たり350gの野菜や果物を食べている人はほとんどいません。しかし、もし日常的に食べている野菜や果物の生物活性成分が高くなれば、普段食べている分から得られるベネフィットが大きくなるのです」と言います。
 ガンにかかりやすくしたマウスによる予備テストでは、紫色のトマトを与えられたマウスの寿命は、普通の赤いトマトを与えられた対照群と比較して、著しく長いという結果が出ました。これによって栄養価の非常に優れた遺伝子組み換え食品開発への扉が開かれることが期待されています。
 Martin教授は、「これは正しい食生活によって慢性疾患を減らし、健康を増進させる可能性を提案する代謝工学の一つの例です。さらに全ての消費者が実際に恩恵を受ける可能性を秘めた遺伝子組み換え作物の最初の例であることも確かです。次のステップは、前臨床データを一歩進めてボランティアによる治験を行い、食事による予防医学で健康増進ができるかどうか確かめることです」と述べています。
米国・遺伝子組み換えトマト・葉酸
2007年3月6日/FoodNavigator
GM tomatoes to provide daily folate needs?
葉酸の1日必要量を満たせる遺伝子組み換えトマト?
http://www.foodnavigator-usa.com/news/ng.asp?n=74714-tomatoes-folate-gm
<記事要約>フロリダ大学の研究者が、通常のトマトよりも25倍、緑葉野菜よりも7倍も多い葉酸を含む遺伝子組み換えトマトを開発しました。
妊娠初期の女性の葉酸欠乏は、子供の神経管奇形を引き起こすと言われています。そのため米国やカナダの栄養強化をうたっている全ての穀物製品は、体内で葉酸に変わる合成物質で補強されています。しかし、途上国においてはコストがかかるなど、同様の栄養強化は困難です。
この遺伝子組み換えトマトは、1回の標準的な食事で推奨1日摂取量を満たす量の葉酸を含んでいます。そのため、途上国における葉酸摂取量を増やすため、また、先進国においても食品栄養強化に代わる魅力的な手段となりえるでしょう。

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