タバコ

南アフリカ共和国・地雷を感知する遺伝子組み換えタバコ
2008年7月26日/Daily Mail
Scientists develop tobacco plant which turns red when it detects landmines
地雷を感知すると赤くなるタバコが開発される
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1038703/
Scientists-develop-tobacco-plant-turns-red-detects-landmines.html

<記事要約>地雷を感知するとトマトやリンゴの色素を発現して葉が赤くなるように遺伝子組み換えされたタバコが、南アフリカのステレンボッシュ大学の研究者によって開発されました。根が地雷から漏れ出す窒素酸化物を感知すると、緑色の葉がおよそ10週間で赤く変色します。このタバコは、すでに研究室と温室での実験に成功し、現在セルビアと南アフリカで圃場試験が行われています。
 実験を行っているアレサ社は、以前雑草の一種でこの技術を試みましたが、遠距離から結果を見るためには小さすぎました。そのため丈夫で栽培しやすく大きな葉を持ったタバコが選ばれたのです。
 国連と地雷撤去運動グループは、効率的かつ経済的な地雷撤去法になり得るこの実験を興味深く見守っています。世界の12万平方マイル(3100万ヘクタール)の土地には推定8000万個の地雷が埋まったまま放置されています。84カ国がこの問題で悩まされており、特にアンゴラ、アフガニスタン、ボスニア及びモザンビークのような第三世界諸国での被害は深刻です。これらの地雷により毎年1万8千人が死傷し、その80%は一般市民です。
米国・カリフォルニア大学・乾燥耐性・遺伝子組み換えタバコ
2007年11月26日/UCDavis
New Drought-tolerant Plants Offer Hope for Warming World
地球温暖化に希望を与える新しい乾燥耐性植物
http://www.news.ucdavis.edu/search/news_detail.lasso?id=8439
<記事要約>カリフォルニア大学デービス校の研究者が主導する国際チームが、70%少ない灌漑水でも成育し、干ばつでも生き残れる遺伝子組み換え植物を開発したと全米科学学会紀要(PNAS)12月4日号に発表しました。
この研究では、水分の欠乏によって起きる落葉を延期させるために、葉を落とす遺伝子が作用しないようモデル植物のタバコを遺伝子組み換えしました。この遺伝子組み換えタバコは非遺伝子組み換えのコントロールと共に、厳しい干ばつ状態を再現するため15日間水分補給を止めた後1週間再給水されました。その結果、非遺伝子組み換えタバコはかれてしまいましたが、遺伝子組み換えタバコは生き残り成育しました。また、この遺伝子組み換えタバコは通常の灌漑水量の30%で生存が可能です。
 この研究者たちは、トマト、コメ、コムギ、ナタネとワタのような農産物でも、同じ結果となることを期待しています。また、実験室内での遺伝子組み換えタバコ栽培を野外での試験栽培段階に進めることを計画しています。
米国・中国・タバコ・遺伝子除去システム・ターミネーター技術
2007年2月16日/SciDev.net
'Gene deleting' tool could lead to safer GM crops
「組み換え遺伝子除去」が環境中での遺伝子組み換え作物をより確実に制御
http://www.scidev.net/gateways/
<記事要約>中国と米国の科学者が、遺伝子組み換え作物から非遺伝子組み換え作物へ交雑により遺伝子が移行してしまうのを妨ぐ、新しい技術を考案したとPlant Biotechnology Journalに発表しました。
 この組み換え遺伝子除去システムの実験では、遺伝子組み換えタバコの種子と花粉から遺伝子組み換えで導入した遺伝子を完全に取り除くことに成功しました。この技術を用いれば、従来作物が遺伝子組み換え作物と交雑しても、交雑種子からは遺伝子組み換え作物に導入した遺伝子が除かれるため、遺伝子組み換え作物の性質が移ることはなく、共存を容易にすることができます。
 同じコンセプトの技術として、次世代の種子自体を発芽不能にしてしまう、いわゆる“ターミネーター技術”が知られていました。しかし、ターミネーター技術と異なり、この技術は次世代種子への導入遺伝子の移行を取り除くだけで種子生産は普通に行われるため、農家の自家採取もできるという利点があります。

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