- バングラデシュ 遺伝子組み換えナスとジャガイモの試験栽培
- 米国 ジャガイモ業界が遺伝子組み換え品種を再検討
- 乾燥耐性のあるジャガイモを開発中
- 南アフリカが遺伝子組み換えジャガイモの新品種を開発
- 大学が遺伝子組み換えジャガイモを栽培します
- アクリルアミドを減らし風味も豊かな新しいジャガイモ
バングラデシュ 遺伝子組み換えナスとジャガイモの試験栽培
2010年1月14日/the Daily StarGM eggplants, potatoes on trial
http://www.freshplaza.com/news_detail.asp?id=56945
<記事要約>
バングラデシュでは、遺伝子組み換えのナスとジャガイモ研究・開発が進んでいます。バングラデシュの農業は、バイオテクノロジーの時代に入ろうとしています。
遺伝子組み換えナスとジャガイモ品種は、殺虫剤と殺菌剤の使用から農業生産者を解放し、農作物の生産量を引き上げ、そして消費者が農薬不使用の野菜を手に入れられる様にする事を目標にしていると科学者たちは述べています。
現在、Btナスとして知られている遺伝子組み換え品種のナスは、複数の農業試験場の合計7つの隔離圃場で試験栽培されています。野外環境におけるBt ナスの試験栽培は2年目になります。
また、この遺伝子組み換えジャガイモは、Rb ジャガイモ(訳注:Rb = Retinoblastoma の略。Rb遺伝子は細胞分裂をつかさどる遺伝子の一つで、ガン抑制遺伝子としても知られる)と呼ばれており、ナスと同様に2つの隔離圃場で試験栽培中である事を、バングラデシュ農業研究所バイオテクノロジー部長のAl-Amin博士は明らかにしています。
害虫抵抗性Bt ナスは、これまでの試験栽培において高収量をもたらす良い結果を出しており、政府の認可を受けた後で今後3年間以内に農家に供給できるだろうと科学者達は述べています。
米国 ジャガイモ業界が遺伝子組み換え品種を再検討
2009年10月30日 Capital Press Spud Industry Reexamines GM Varieties
http://www.agbios.com/main.php?action=ShowNewsItem&id=11098
<記事要約>
米国のジャガイモ業界は、遺伝子組み換えのジャガイモ品種を、国内市場へスムーズに導入するための活動を進めています。全米ジャガイモ評議会の副代表であるJohn Keeling氏は、4〜5社が遺伝子組み換えのジャガイモ品種に取り組んでいると述べています。
新しい遺伝子組み換えジャガイモの品種は、害虫や病気から作物を守るといった農業生産者が受け入れ易い形質と、消費者から見て有益と判断される形質の両方を持つことが期待される、とKeeling氏は述べています。
新しい遺伝子組み換えジャガイモ品種の一例としては、ジャガイモなどデンプン質の食品を高温調理した際に生成され、発ガン性との関連があるとされているアクリルアミドの発生量を減少させるジャガイモ品種があります。
いずれの品種もまだ商業的に開始される状態にはありませんが、ジャガイモ業界は、これに向けて準備が進む事を期待しています。
Keeling氏によると評議会は、遺伝子組み換えのジャガイモ品種を再び市場導入するために、流通などに混乱を生じさせない様に、最善の方法を検討するための特別委員会を今秋に組織する予定であり、「具体的に私達はトウモロコシ、大豆といった他の作物でどの様にしてこれらの問題が解決されてきたかを調べる予定です」と述べています。最初の目標は、米国に導入される(訳注:商業栽培される)遺伝子組み換えジャガイモ品種が、食品加工業者や主要輸出市場において容認される様に取り組むことです。
現在開発中の遺伝子組み換えジャガイモ品種が商業栽培される様になるには、まだ数年かかると考えられます。Keeling氏は、「私たちが知る限りでは、これら新しい遺伝子組み換えジャガイモの品種は、いずれも規制当局の正式許可を得るには至っていませんので、まだ時間がかかるでしょう」と述べています。
米国・アイダホ州立大学 遺伝子組み換え乾燥耐性ジャガイモ
2008年8月22日/Capital Pres
Professor seeks drought-tolerant potato
&ArticleID=43930&TM=16197.75
<記事要約>
アイダホ州立大学生物学部へ着任したDring Crowell教授は、前任校であるインディアナポリスのインディアナ大学パーデュー校から継続して、遺伝子工学技術を用いた乾燥耐性のラセット・バーバンク種ジャガイモの開発に取り組んでいます。植物にはアブシジン酸という天然ホルモンが存在し、葉において蒸散作用を行う気孔と呼ばれる微細な穴の開閉機構を制御する働きをしていますが、Crowell教授は、植物のアブシジン酸への反応を高めるよう設計し、植物の保水力を増大する研究をしています。
教授は「この研究は、人口増加と水資源の減少という観点から農業にとって明らかに意義のあるものです。干ばつの被害はよりひどく、頻繁になりつつあります。ですから最低限の水で植物を生育させられるのならば、それに越したことはないのです」と語っています。何カ月間も水なしで生き残れる植物はあり得ないので、ここで教授が目指しているのは中程度の干ばつ条件下でも栽培に耐えられるジャガイモを開発することです。
Crowell教授は、ポピュラーな実験植物であるシロイヌナズナを用いてこの研究を開始しました。また乾燥耐性を高めた大豆の開発も手がけています。教授は「私の遺伝子操作はシロイヌナズナでは夢のようにうまくいきました。またカナダの研究者Peter McCourt博士によって遺伝子組み換えされたナタネにおいても同じように成功しています。したがって私はこれらの研究が良い結果をもたらすことを確信しています」と話しています。Crowell教授の研究は全米科学財団から46万5,000ドル(約4850万円)の補助金を受けています。
2008年8月22日/Capital Pres
Professor seeks drought-tolerant potato
乾燥耐性のあるジャガイモを開発中
http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=619&ArticleID=43930&TM=16197.75
<記事要約>
アイダホ州立大学生物学部へ着任したDring Crowell教授は、前任校であるインディアナポリスのインディアナ大学パーデュー校から継続して、遺伝子工学技術を用いた乾燥耐性のラセット・バーバンク種ジャガイモの開発に取り組んでいます。植物にはアブシジン酸という天然ホルモンが存在し、葉において蒸散作用を行う気孔と呼ばれる微細な穴の開閉機構を制御する働きをしていますが、Crowell教授は、植物のアブシジン酸への反応を高めるよう設計し、植物の保水力を増大する研究をしています。
教授は「この研究は、人口増加と水資源の減少という観点から農業にとって明らかに意義のあるものです。干ばつの被害はよりひどく、頻繁になりつつあります。ですから最低限の水で植物を生育させられるのならば、それに越したことはないのです」と語っています。何カ月間も水なしで生き残れる植物はあり得ないので、ここで教授が目指しているのは中程度の干ばつ条件下でも栽培に耐えられるジャガイモを開発することです。
Crowell教授は、ポピュラーな実験植物であるシロイヌナズナを用いてこの研究を開始しました。また乾燥耐性を高めた大豆の開発も手がけています。教授は「私の遺伝子操作はシロイヌナズナでは夢のようにうまくいきました。またカナダの研究者Peter McCourt博士によって遺伝子組み換えされたナタネにおいても同じように成功しています。したがって私はこれらの研究が良い結果をもたらすことを確信しています」と話しています。Crowell教授の研究は全米科学財団から46万5,000ドル(約4850万円)の補助金を受けています。
南アフリカ・害虫抵抗性遺伝子組み換えジャガイモが栽培認可待ち
2008年7月13日/The Africa Science News Service (ASNS)
South Africa develops new GM potato variety
option=com_content&task=view&id=548
<記事要約>南アフリカの農業研究評議会(ARC)は、米国国際開発局(USAID)の援助を通じて開発された害虫(ジャガイモガ)抵抗性の遺伝子組み換えジャガイモSpuntaG2に対する国内規制当局からの安全性評価結果と栽培認可を待っています。SpuntaG2は、南アフリカの安全性認可プロセスに始めて公的機関から申請された遺伝子組み換え作物です。
ジャガイモガはジャガイモの表面に産卵し、その幼虫が茎に侵入して害を与えます。特に食料・栽培用に保管されているジャガイモに莫大な被害を生じます。農薬に代わる防御手段であるSpuntaG2は、ジャガイモガ対策のコストを減らすとともに、より人体及び環境に優しい手段となり得ます。
南アフリカの主要なジャガイモ生産地域6カ所で行われた6年間にわたる試験栽培の結果、SpuntaG2はジャガイモガに対して完全な抵抗性を示しました。また、他の生物に影響を与えないことが確認され、非組み換えのジャガイモと同様に、栽培・食用として安全であることも示されています。
2008年7月13日/The Africa Science News Service (ASNS)
South Africa develops new GM potato variety
南アフリカが遺伝子組み換えジャガイモの新品種を開発
http://africasciencenews.org/asns/index.php?option=com_content&task=view&id=548
<記事要約>南アフリカの農業研究評議会(ARC)は、米国国際開発局(USAID)の援助を通じて開発された害虫(ジャガイモガ)抵抗性の遺伝子組み換えジャガイモSpuntaG2に対する国内規制当局からの安全性評価結果と栽培認可を待っています。SpuntaG2は、南アフリカの安全性認可プロセスに始めて公的機関から申請された遺伝子組み換え作物です。
ジャガイモガはジャガイモの表面に産卵し、その幼虫が茎に侵入して害を与えます。特に食料・栽培用に保管されているジャガイモに莫大な被害を生じます。農薬に代わる防御手段であるSpuntaG2は、ジャガイモガ対策のコストを減らすとともに、より人体及び環境に優しい手段となり得ます。
南アフリカの主要なジャガイモ生産地域6カ所で行われた6年間にわたる試験栽培の結果、SpuntaG2はジャガイモガに対して完全な抵抗性を示しました。また、他の生物に影響を与えないことが確認され、非組み換えのジャガイモと同様に、栽培・食用として安全であることも示されています。
英国・リーズ大学の遺伝子組み換えジャガイモ試験栽培が承認される
2008年 5月12日/AOL
University to grow GM crops
article/20080509121809990012
<記事要約>リーズ大学のBt遺伝子組み換えジャガイモ栽培計画が、政府からの承認を与えられました。この申請は、環境・食料・農村地域省(DEFRA)により承認され、環境放出諮問委員会(ACRE)によってレビューされました。
リーズ大学はシスト線虫に抵抗性を持つジャガイモの栽培を実行するでしょう。
DEFRAによれば、この試験栽培はヒトの健康や環境に悪影響をもたらすことはなく、ACREによって決められた条件の下で栽培されます。収穫物はほ場で処分され、外には出されません。
この試験栽培では、リーズ大学生物学部のチームが北ヨークシャーのほ場で3年間にわたり1,200株のジャガイモを栽培し、遺伝子組み換えジャガイモによるシスト線虫被害の軽減度を調べます。研究者たちは、この結果が世界中の農業にとって利益になることを望んでいます。ジャガイモシスト線虫は、ジャガイモの根を食し、成長を阻害することで農業に大きな被害を与えます。大学の調査によれば、生産高の減少と殺虫剤コストにより、英国の農家に毎年およそ6,500万ポンド(約130億円)の損害を与えています。
2008年 5月12日/AOL
University to grow GM crops
大学が遺伝子組み換えジャガイモを栽培します
http://lifestyle.aol.co.uk/go-green/university-to-grow-gm-crops/article/20080509121809990012
<記事要約>リーズ大学のBt遺伝子組み換えジャガイモ栽培計画が、政府からの承認を与えられました。この申請は、環境・食料・農村地域省(DEFRA)により承認され、環境放出諮問委員会(ACRE)によってレビューされました。
リーズ大学はシスト線虫に抵抗性を持つジャガイモの栽培を実行するでしょう。
DEFRAによれば、この試験栽培はヒトの健康や環境に悪影響をもたらすことはなく、ACREによって決められた条件の下で栽培されます。収穫物はほ場で処分され、外には出されません。
この試験栽培では、リーズ大学生物学部のチームが北ヨークシャーのほ場で3年間にわたり1,200株のジャガイモを栽培し、遺伝子組み換えジャガイモによるシスト線虫被害の軽減度を調べます。研究者たちは、この結果が世界中の農業にとって利益になることを望んでいます。ジャガイモシスト線虫は、ジャガイモの根を食し、成長を阻害することで農業に大きな被害を与えます。大学の調査によれば、生産高の減少と殺虫剤コストにより、英国の農家に毎年およそ6,500万ポンド(約130億円)の損害を与えています。
米国・遺伝子組み換えジャガイモ・アイダホ大学・アクリルアミド
2006年12月18日/Food Navigator
New potato variety boasts less acrylamide, better aroma
potatoes-acrylamide-genetic-modification
<記事要約>デンプン質の食品を加熱すると発生するアクリルアミドは発ガン物質であるとも言われており、2002年にスウェーデンで実施された動物実験で問題点が指摘されています。それ以来、このアクリルアミドに関するデータを蓄積する研究が世界中で行われています。
このほどアイダホ大学の科学者が、フレンチフライに加工した際のアクリルアミドの発生量を3分の1に少なくできる遺伝子組み換えジャガイモを開発しました。用いられた遺伝子組み換えの手法は、他の生物からの遺伝子を導入するのではなく、本来ジャガイモが持つ遺伝子を導入することにより達成されています。
この遺伝子組み換えジャガイモは、アクリルアミドの発生量を抑制するだけでなく、芳香や栄養面が改善される可能性も示されています。
2006年12月18日/Food Navigator
New potato variety boasts less acrylamide, better aroma
アクリルアミドを減らし風味も豊かな新しいジャガイモ
http://www.foodnavigator.com/news/ng.asp?n=72857-potatoes-acrylamide-genetic-modification
<記事要約>デンプン質の食品を加熱すると発生するアクリルアミドは発ガン物質であるとも言われており、2002年にスウェーデンで実施された動物実験で問題点が指摘されています。それ以来、このアクリルアミドに関するデータを蓄積する研究が世界中で行われています。
このほどアイダホ大学の科学者が、フレンチフライに加工した際のアクリルアミドの発生量を3分の1に少なくできる遺伝子組み換えジャガイモを開発しました。用いられた遺伝子組み換えの手法は、他の生物からの遺伝子を導入するのではなく、本来ジャガイモが持つ遺伝子を導入することにより達成されています。
この遺伝子組み換えジャガイモは、アクリルアミドの発生量を抑制するだけでなく、芳香や栄養面が改善される可能性も示されています。
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