ケニア

ケニア、ウガンダ 乾燥耐性遺伝子組み換えトウモロコシの試験栽培
2010年10月18日/REUTERS
http://nxw01.jp/g.php/7W5tY4PH7lGn2AwXe8

<記事要約>
ナイロビ発:

  米国を本拠地とするアフリカ農業技術基金(AATF)は、今年、遺伝子組み換えトウモロコシの隔離圃場試験栽培がケニアとウガンダで開始されると述べています。

 ケニアとウガンダの政府研究機関、モンサント・カンパニーと国際トウモロコシ・小麦改良センター(CIMMYT)の研究者が開発した12品種のWEMA:WaterEfficient Maize for Africa:アフリカ向け水有効利用のためのトウモロコシ(乾燥耐性トウモロコシ)が栽培される予定です。

 トウモロコシはアフリカで最も広く栽培されている主食作物ですが、干ばつによって悪影響を受けます。研究者たちは、乾燥耐性の遺伝子組み換えトウモロコシで約24~35%の収穫増を目標にしています。

  木曜日のロイター電による発表の中でWEMA-ケニアの地域担当James Gethi氏は「予備試験では、綿密に制御された隔離圃場で遺伝子組み換えトウモロコシ各種の試験をアフリカで安全に行えることが確認できた」と述べています。

 研究者たちは2009年にケニアとタンザニアにおいて予備試験を実施しました。遺伝子組み換えトウモロコシは、すでに規制当局の承認を得たケニアとウガンダの1~2ヘクタールの隔離圃場に栽培されます。

 「WEMAトウモロコシの種子は、将来結ばれる商品開発契約に基づき、一定期間、地元の種子会社に特許料なしでサブ・ライセンスされる予定です」とAATF広報担当者Grace Wachoro氏はロイターへの談話で述べました。

 試験栽培は、南アフリカ、モザンビークとタンザニアでも計画されています。

※筆者補足:モンサント・カンパニーは、WEMA の一員としてこのプロジェクトに協力しています。
詳しくはこちら → http://nxw01.jp/g.php/7W5tY4PH7lGn3XwXeC

ケニヤ 干ばつ被害を終わらせる新しい希望
2010年3月1日/The National
New hope to end scourge of drought
http://www.thenational.ae/apps/pbcs.dll/article?AID=/20100302/FOREIGN/703019868/1002
<記事要約>
枯草菌(Bacillus subtilis)は、土壌中に生息するバクテリアです。ヒトの肉眼には見えない大きさで、この細菌自体がそれほど魅力的な能力を持っているわけではありません。しかしこのバクテリアは、アフリカの飢饉を終わらせる鍵を握っているかもしれません。
アメリカミズーリ州と南アフリカのヨハネスブルグの科学者たちは、枯草菌が持つ4,100の遺伝子の1つ:cspB遺伝子に注目しています。この特定DNAをトウモロコシに導入することで、何世紀にもわたってアフリカを悩ませてきた被害の大きな干ばつへ、耐性を持たせる事ができると期待されています。遺伝子工学の研究者、バイオテクノロジー企業、慈善活動家やアフリカ政府の政策当局などのコンソーシアムは、この技術を広く利用可能なものにし、アフリカの小規模な農業生産者が利用できる様にするため取り組んでいます。一方で遺伝子組み換え食品の反対論者は、この製品の安全性やバイオテクノロジー企業の参加動機に疑問を示しています。
研究者たちは現在、アフリカ向け水有効利用トウモロコシ(WEMA)プロジェクトと協力して、ケニア、タンザニア、ウガンダ、モザンビーク及び南アフリカにおいて乾燥耐性遺伝子の組み換えトウモロコシ種子を試験しています。
サハラ以南のアフリカでは、住民の半数以上が食糧源としてトウモロコシに依存しています。またアフリカの多くの地域では、主要な作物であるトウモロコシが天候の影響をとても受けやすい状況が続いています。 WEMAプロジェクトを主導しているアフリカ農業技術基金によれば、世界の大規模な干ばつの3/4がアフリカで起こっています。
遺伝子組み換え技術を用いた乾燥耐性トウモロコシは、干ばつの年においては、従来品種に比べて20〜35%、言い換えれば2百万トンの収量増をもたらすと期待されています。これは1,400万から2,000万人を養う事が出来る量です。「私たちの意図する事は、干ばつが起こったとしても人々が食べて行ける十分な食糧を得ることにあります。これをアフリカ全域に広げられれば莫大なベネフィットがもたらされる事でしょう」WEMAプロジェクトマネージャーのSylvester Oikeh氏は、この様に述べています。
トウモロコシ種子に乾燥耐性をもたらす遺伝子組み換え技術は、メキシコに本拠を置く国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)と、米国セントルイスに本社がある世界最大の農業バイオテクノロジー企業モンサント・カンパニーによって開発されました。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団とハワードGバフェット財団は、乾燥耐性を持たせたトウモロコシ種子が従来の種子と同程度の価格となるように、この乾燥耐性トウモロコシ種子の研究開発プロジェクトに対して資金提供を行なっています。またモンサント・カンパニーにとっては、アフリカの市場が開かれる可能性があります。
「この技術はサハラ以南のアフリカにおいて、特許料を免除した形で小規模農民に提供されることでしょう。ただ、私たちは慈善を施している訳ではありません。小規模農業生産者を単に助けるだけなら、現時点で彼らは顧客とは言えないかもしれませんが、10年後に彼らが顧客になる可能性があります。」モンサントカンパニーのアフリカ部門の広報担当Kinyua M'Mbijjewe氏はこの様に述べています。
WEMAプロジェクトに対して、批判的な人がいないわけではありません。遺伝子組み換え食品は北米の大部分の国で採用されていますが、ヨーロッパの多くでは普及していません。アフリカでは遺伝子組み換え技術はまだ目新しい技術ですが、普及しつつあります。すでに南アフリカでは、害虫抵抗性の遺伝子組み換えトウモロコシが国内で商業栽培されています。
ケニア・遺伝子組み換え技術採用のための法整備
2008年8月14日/The Standard
Kenya to adopt GMOs, says Ruto
ケニアが遺伝子組み換え技術の利用に取り組む
http://www.eastandard.net/InsidePage.php?id=1143992537&cid=14&j=&m=&d
<記事要約>
 ケニアは食糧増産のために遺伝子組み換え技術を受け入れる法律を制定する予定です。遺伝子組み換え技術には賛否両論ありますが、William Ruto農業大臣は、この技術によって低い収量や病害を克服し、生産性を高める最良の手段を提供できるとしています。Ruto大臣によれば、ケニアの経済は農業が基盤となっているので、適切な農業技術を持つことこそが国を貧困から救う方法なのです。ケニアでは農業は国内総生産の25%以上、就労人口の約70%を占めています。
 10月の下院では、遺伝子組み換え作物の栽培認可に必要な法整備を進めるためのバイオセーフティ法案2008が審議される予定です。
 Ruto大臣によれば、ケニア政府は国内の不足を補うために必要な150万袋のトウモロコシの一部として、遺伝子組み換えトウモロコシを輸入する可能性があります。 バイオセーフティ法案が成立したら、遺伝子組み換え作物の使用を管理するために国立バイオセーフティ委員会が設立され、環境への安全性及び環境保護を保証することになるでしょう。
ケニア・遺伝子組み換え食品・消費者調査
2007年3月30日/Capital FM
Kenyans ready to embrace genetically modified foods
遺伝子組み換え食品を受け入れる態勢にあるケニアの人々
http://www.capitalfm.co.ke/news/newsarticle.asp?newsid=2013&newscategoryid=1

<記事要約> 国際NGOにより行われたバイオテクノロジーの一般国民の理解に関する新しい調査で、ケニアの国民は遺伝子組み換え食品を受け入れる準備ができているということがわかりました。昨年の5月と6月に行われたこの調査では、ケニアの国民の81%が、この新技術が貧困を終わらせ、経済に競争力を与えるのに重要な方法のひとつであると考えています。
また、52%の人は自分や家族のために十分な量の食料を入手することが主要な問題だと考えています。15%の人が、有害だと思える原料成分の入った食品を避けたいとしていますが、52%の人は、購入する際、ほとんど食品成分をチェックしていませんでした。それに対し、遺伝子組み換え食品にリスクがあるかもしれないと考えているのは20%でした。また、調査を実施したNGOは遺伝子組み換え食品についての基本的な知識が回答者に不足していると指摘しています。
 遺伝子組み換え技術に関する情報元の信頼性については、回答者の77%が医療関係者とメディアを信用すると答えたのに対し、消費者団体などのNGOを信じる人はわずか15%に留まりました。この調査は18歳以上の2,500人を対象に全国規模で実施されました。

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