この映画は大切なテーマを扱っています。家族のために安全な食べ物を確保しなければならないということには、もちろん賛成です。私たちにも家族があります。自分たちの食べ物がどこから来たかを知ることは大切です。
海外では、映画『フード・インク』をご覧になった皆様から、映画で紹介されている弊社に関係する内容について、そのビジネス手法、取り扱い製品の安全性、弊社の事業の成功だけでなく、将来の世界的な食糧安全保障に欠かすことができない農業生産者の皆さんと弊社との関係についてもお問い合わせいただくことがありました。日本モンサント株式会社といたしましても、日本国内での上映を受けて、そうしたご質問に映画『フード・インク』では提供されていない情報もあわせてお伝えしたいと考えます。
本頁及び弊社のホームページをご覧になり、弊社がどのような事業活動をしているか、今後何を達成しようとしているかなど、弊社事業の全体像を理解していただきたいと存じます。
映画では「モンサント・カンパニーが農業生産者の種子の保存を禁止している」と描かれていますが、本当でしょうか?
映画では、以前は公共の種子として農業生産者が自由に種子を精選し保存できたと紹介した上で、現在はモンサント・カンパニーが一切の種子の保存を禁止しているかのように誤解を招きそうな描き方になっていますが、モンサント・カンパニーが種子の保存をしないようお願いしているのは自社が開発した種子、つまり自社製品についてのみです。
農業生産者は現在でも、各自が所有している在来種の種子を自由に精選・保管し、作付けることができます。しかし下記のいずれかの理由によって、大半の生産者は自らの選択によって毎年新しい種子を購入しています。
1.新しいハイブリッド種子の利点を活用したい
2.遺伝子組み換え作物種子の利点を活用したいと考え、自ら選んだ販売業者から購入した遺伝子組み換え作物の種子について、その種子から生産された種子を精選・保管せず、かつ販売や作付けをしないとする契約書に署名している
モンサント・カンパニーは遺伝子組み換え種子を開発しており、弊社の種子をお使いいただく際の条件として、弊社製品の保管・増殖をしないという契約を、種子を販売する前に取り交わしております。それはモンサント・カンパニーが開発した種子の多くに、特許を有しているからです。いかなるビジネスも、製品対価が支払われなければ成立しません。特許には、製品および製品開発に必要になった費用を回収し、次の研究開発に投資することで、技術革新を促進するという大切な役割があります。それがお客様である農業生産者に役立つ商品の提供につながっています。
農業生産者には種子を選ぶ権利があります。モンサント・カンパニーの種子をお使いいただいている農業生産者は、この製品開発への投資と回収のサイクルの意義をご理解いただいた上で、契約していただいております。モンサント・カンパニーはすべての顧客の皆さまを大切にしています。契約の意味を理解し、遵守してくださる農業生産者の皆さまに不公平が生じないよう一貫性を持って行動するという義務を弊社は果たさなければなりません。
映画に登場するモーリス・パー氏のケースについては、弊社の種子について違法な精選を行っていることがわかり、法的対応をとりましたが、この法的対応は法的手段以外の方法で問題解決しようと数年間努力した後のことです。パー氏は、在来種のように特許のない種子の精選は、今後も続けることができます。また弊社は誠意の表明として、パー氏に対する金銭上の決定については、同氏が裁判所命令の条項を遵守している限り請求を見合わせることに同意しております。
種子の自家採取や、訴訟等に関しては、下記もご参照ください。
また、遺伝子組み換え作物がなぜ必要とされ、農業生産者が選択してくださっているのかを知っていただくため、以下のページもぜひご参照ください。
映画では、モンサント・カンパニーとアメリカ政府機関との間に
特別な人的交流があると描かれていますが?
米国では、特定分野の専門家が公的機関と民間企業の両方で働く経験を持つことは、よくあることです。しかし米国では、民間企業の社員が政府でのポジションに就く場合、利益相反が起きないよう連邦法で細かい規定が定められています。
なお作中では、過去にモンサント・カンパニーに在籍していたトーマス・クラレンス連邦最高裁判所判事が「種子企業と農業生産者の間に生じた裁判で、農家の自家採種を禁止する意見に賛成した」と記述されていますが、クラレンス氏が関与した裁判はモンサント・カンパニーではなく、他の種子企業と農業生産者の間に起こった裁判です。
企業と政府間との交流に関しては、下記もご参照ください。



