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「害虫抵抗性組み換えトウモロコシ」は殆どの実が形、粒の大きさ、色など、きれいに揃って収穫できました。「非組み換えトウモロコシ殺虫剤散布区」では殺虫剤を2回散布しましたが、一部薬剤の効果がうまく出なかったものもあり、実に多少のばらつきが出ました。それに対し、「害虫抵抗性組み換えトウモロコシ」は殺虫剤を一切散布していませんが、殺虫剤を散布してなくても害虫を防ぐことができるため、害虫防除の作業効率やコストの削減が可能になるのです。何もしなかった「非組み換えトウモロコシ」にいたっては実にかなりのばらつきが目立ちました。このような状態では農産物としての商品価値はぐっと下がってしまいます。 日本は高温多湿な気候なので、農家の方たちは害虫の被害と常に向き合っていかなくてはなりません。また、害虫の農作物への被害はとても深刻で農家の方たちの悩みのタネとなっています。 【編集後記】昨年実施した「除草剤耐性大豆観察記」に続いてスタートした日本モンサントの「組み換えトウモロコシ観察記」も、ようやく収穫までこぎつけることができました。「除草剤耐性大豆観察記」では非常に多くの反響をいただきましたので、今年は是非「害虫抵抗性」の効果がどういうものかを実際にご覧いただきたい。そんな思いから今年は害虫の被害を受けないという「害虫抵抗性トウモロコシ(商品名:イールドガード・コーンボーラー・トウモロコシ)」を題材にしました。台風の影響や、悪天候も心配されましたが、支柱を立てるなどの防衛措置を早めにとり、無事収穫まで終え、その特性を写真でご紹介できたことを嬉しく思います。今夏は特に広く一般の方向けの圃場見学会も実施し、多くの方に実際に圃場を見ていただくこともできました。参加された方は殆どが初めて遺伝子組み換えの作物を見る方たちばかりでしたので、まずは遺伝子組み換えとはどのようなものかということをていねいに説明しました。その後は見学者達が非遺伝子組み換えトウモロコシの実を食い荒らしている(本物の)アワノメイガを目の当たりにし、その被害状況のすさまじさに驚きつつ、片や害虫抵抗性組み換えトウモロコシには殆どアワノメイガの被害がなかったことをその目で確認し、これらの技術がどれほど農家の方にとってメリットがあるものなのか実感していただけたようです。さらに、遺伝子組み換えに対する不安感がなくなったという感想も多く頂戴することが出来ました。また来年も組み換え作物の特性がご理解いただけるような作物を展示栽培したいと考えておりますのでお楽しみに。 |