害虫抵抗性トウモロコシ観察記

「収穫その1」(9月26日)


絹糸が黒っぽい色に変化してきたら、オニカワ(トウモロコシの実をつつんでいる皮の部分)の上を少しはいで中の実の具合を確認します。実を爪などで押してみて傷がつかないくらいの硬さまで完熟していたら収穫します。

スイートコーンの場合は食用なので絹糸が茶色くなったらすぐに中を確認して実が柔らかいうちに収穫しますが、デントコーンは飼料用なので、実が硬くなってから収穫します。もしもまだ収穫するには早かった場合にははいだオニカワはもとに戻しておき、しばらく日が経ってから再度確認します。ちなみにスイートコーンは朝一番のもぎたてが一番みずみずしくて甘さがあり、時間が経つにつれ甘さが落ちてしまいます。朝もぎのトウモロコシは市場でも高値で取引がされます。


デントコーンは通常は機械を使って茎ごと刈っていきますが、ここでは畑の規模も小さいので1本1本ハサミなどを使用してもぎ取っていく手作業です。もいだトウモロコシは袋の中に入れていきます。

さて、今回の試験では「非組み換えトウモロコシ殺虫剤散布区」(写真右)と「害虫抵抗性組み換えトウモロコシ区」(写真中)と「非組み換えトウモロコシ区」(写真左)の3つに分けて栽培をしましたが、収穫当時の畑の様子はどうなっているのか比較してみましょう。「害虫抵抗性組み換えトウモロコシ」はこの時期になっても多少の緑の葉を残しており、背丈も他の二つよりも高いことがわかります。それはこの品種が他の2つと比べて極めて害虫の被害が少なかったことが大きく影響しています。他の2つは害虫による被害に遭ってしまったことで、実が育ちきらないうちに枯れてしまったことが原因です。

では実際に収穫された実の状態や収量はどうだったのでしょうか?

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