「黒穂病」(くろほびょう)
| トウモロコシの敵は害虫だけではありません。実が大きくなるころには病気にも注意しなくてはいけません。その病気の中でも特にやっかいなのが「黒穂病」です。その外見から通称「オバケ」と呼ばれ、全国的に発生します。最初は白くて小さいはんてんができ、それがだんだんと盛り上がってきて写真のような白いこぶができます。この菌は5年以上も生きるしつこいものなので、こぶは見つけたらすぐに取り、他に感染しないように焼き捨てます。トウモロコシの名産地でもあるメキシコではこの「黒穂病」のこぶの部分を食べる習慣があるそうです。コーンのいいかおりがするとのことで、なんと缶詰で売ってたりもするとのこと。 | ![]() |
| 「デントコーン」 |
| ひとくちにトウモロコシといってもその種類はさまざなものがあります。トウモロコシというと、普段私たちがお店で買ってきて茹でて食べている「スイートコーン」を思いがちですが、この観察記の中で栽培されているトウモロコシは「デントコーン」という品種で、写真からもわかるように色が若干濃く、実の中央の部分が凹んでいるのが特徴です。スイートコーンに比べ甘さが少ないので、そのまま食べることには向いていませんが、家畜の飼料をはじめ、コーンスターチやコーングリッツとして加工され、食品をはじめ、医薬・工業用など驚くほど幅広く利用されています。日本はこのデントコーンを年間約1700万トンも消費しており、そのほぼ100%を輸入に頼っています。 |
|