害虫抵抗性トウモロコシ観察記

「トウモロコシ コーンな発見」その1

分げつ(ぶんげつ)

「分げつ」とは茎の根元から生まれた新しい茎のことを言います。(株わかれともいいます)「分げつ」があることで、トウモロコシの実りを助け、株を丈夫に倒れにくくするので必要なものとされています。ですが、今から約300年前に書かれた「農業全書」には、「除げつ」を行うべしと記されており、昭和40年前まで、わが国では「除げつ」(わきから生まれる茎は全部除去してしまうこと)が行われてきました。ところが、昭和40年頃に北海道の農業試験場において「除げつ」の研究が行われたところ、「除げつ」は減収や倒伏の原因、先端の実入りが悪くなるなど、あまり良いとはいえない結果を得たのです。

こうしたことから、北海道の農業試験会議では、昭和45年にトウモロコシは、「分げつ」は取らないで、そのままで栽培するように指導することになりました。


気根(きこん)
またの名を「支根」とも言います。トウモロコシの根は、土の中だけに出るだけではなく、地上に出る場合もあります。それを「気根」といい、通常の根と同じように、トウモロコシの節の部分から出てきます。

品種によってその出方に差はありますが、水を多めにやると気根が出やすくなると言われています。土の中の水分が多い条件で、本来の土の中の根が十分に働けないときに出てくるからです。地上に出ているときは太く、その先端は丸くなっていますが、伸びて地中に入ると途端に細くなって枝分かれし、養水分を吸収するようになります。この気根で、地上部を支える大事な役割を果たしているらしいとのことですが、はっきりと証明されてるわけではないそうです。この「気根」は、時々地上部から1メートルくらいの高さのところにまで出てくることもあるそうです。

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