モンサント開発の遺伝子組み換え作物

害虫抵抗性作物

モンサント・カンパニーが現在商品化している遺伝子組み換え作物のうち、害虫抵抗性作物を紹介します。その有用性は生産者に広く受け入れられ、現在作付け面積は広がっています。

害虫抵抗性作物は、Bacillus thuringiensis(バチルス・チューリンゲンシス)という土壌微生物由来の殺虫タンパク質(Btタンパク質)を作る遺伝子を組み込むことによって、特定の害虫に抵抗性を持たせた作物です。害虫の食害による被害を防ぐことにより収穫量が増すと同時に、殺虫剤の使用量を大幅に減らすことができるので、環境にやさしい農業を行うことができます。Btタンパク質にもいくつか種類があり、その種類によって標的となる害虫がそれぞれ異なります。モンサントでは現在5種類の作物を商品化しています。
※このほかに、害虫抵抗性と除草剤耐性を掛け合わせた品種もあります。

YieldGard Corn Borer(イールドガード・コーンボーラー・トウモロコシ)
YieldGard Rootworm(イールドガード・ルートワーム・トウモロコシ)
YieldGard Plus Corn(イールドガード・プラス・トウモロコシ)
Bollgard Insect Protected Cotton(ボールガード・ワタ)
Bollgard ll Insect Protected Cotton(ボールガード ll・ワタ)
※ボールガードはオーストラリアではインガードという商品名で販売されています



YieldGard Corn Borer(イールドガード・コーンボーラー・トウモロコシ)
導入遺伝子による発現タンパク質:Cry1Abタンパク質
標的害虫:Corn Borer(コーンボーラー/日本名:アワノメイガ)
作物:トウモロコシ
YieldGard Corn Borerは自然生物由来のBTタンパク質によって、Corn Borer(アワノメイガ)などの害虫に抵抗性を持たせたトウモロコシです。24時間、毎日、四季を通じて害虫から防御します。
  • Btタンパク質は生物農薬として有機農法などの場面で安全に使用されてきた長い歴史があります
  • 標的害虫に抵抗性を持つことにより、殺虫剤の散布回数とそれに伴う労力、燃料コストなどを削減できます
  • 害虫被害による収穫のロスを減らすことができます
  • マイコトキシンの発生率を抑えることができ収穫物の品質を向上します
  • 雑草、害虫、病気などの様々な害からの統合的な予防管理と持続可能な農業をもたらします



YieldGard Rootworm(イールドガード・ルートワーム・トウモロコシ)
導入遺伝子による発現タンパク質:Cry3Bb1タンパク質
標的害虫:Corn Rootworm (コーンルートワーム/日本名:根切り虫)
作物:トウモロコシ
YieldGard Rootwormは自然生物由来のBTタンパク質によってCorn Rootworm(根切り虫)などの害虫に抵抗性を持たせたトウモロコシです。土壌にまく殺虫剤がきちんと効果を発揮するには適量の降雨が必要なので、天候に左右されますが、YieldGard Rootwormは天候に左右されることがないので、より確実で効果的に害虫を駆除できます。24時間、毎日、四季を通じて害虫から防御します。
  • 殺虫剤を使った場合に比べて1ヘクタール当たり約800kg収量が増えます (当社データ)
  • 長い期間、根切り虫から根を守ることで栄養と水分の吸収率が高まり、栄養不足や倒伏などによる収穫のロスを減らします
  • 殺虫剤に比べ害虫駆除が簡単にでき、特別な装置や道具もいりません
  • 殺虫剤の使用量が減ります



YieldGard Plus Corn(イールドガード・プラス・トウモロコシ)
導入遺伝子による発現タンパク質:Cry1Abタンパク質、Cry3B1タンパク質
標的害虫: Corn Borer(コーンボーラー/日本名:アワノメイガ)、
Corn Rootworm (コーンルートワーム/日本名:根切り虫)
作物:トウモロコシ
YieldGard Plus CornはYieldGard Corn BorerYieldGard Rootwormを掛け合わせることによって、Corn Borer(アワノメイガ)Corn Rootworm (根切り虫)の両方に抵抗性を持たせたトウモロコシです。1つの品種で、健康な根と強い茎を得ることができるので、生産性をさらに高めます。24時間、毎日、四季を通じて害虫から防御します。
  • 種を植えてから収穫するまで一貫した害虫防御を提供します
  • 水分や栄養をよく吸収する根と、それらを実まで運ぶ健康な茎を持つことにより、生産性を最大にします
  • 殺虫剤の使用量が減るほか、害虫駆除にかかる時間も減り、生産者はゆとりを持って農業を営むことができます
■YieldGardはモンサント・カンパニーの登録商標です。



Bollgard Insect Protected Cotton(ボールガード・ワタ)
導入遺伝子による発現タンパク質:Cry1Acタンパク質
標的害虫: Cotton Bollworm(コットンボールワーム/日本名:オオタバコガ)
作物:ワタ
Bollgard Insect Protected Cottonは自然生物由来のBTタンパク質によってCotton Bollworm(オオタバコガ)などの害虫に抵抗性を持たせたワタです。24時間、毎日、四季を通じて害虫から防除します。
  • 人や魚、野生動物、益虫には害を与えることなく、標的とする害虫にのみ効果を発揮します
  • 殺虫剤の使用を減らします
  • 生産コストを削減します
  • 収量を高めます



Bollgard ll Insect Protected Cotton(ボールガード ll ・ワタ)
導入遺伝子による発現タンパク質:Cry1Acタンパク質、Cry2Abタンパク質
標的害虫: Cotton Bollworm(コットンボールワーム/日本名:オオタバコガ)やアオムシ、ヨトウムシ類など
作物:ワタ
Bollgard Insect Protected CottonはCry1Ac、Cry2Abタンパク質という2つの異なる害虫抵抗性の遺伝子を組み込むことで、Cotton Bollworm(オオタバコガ)などのほか、Cry1Acでは防除できなかったアオムシ類やヨトウムシ類などにも抵抗性を持たせたワタです。24時間、毎日、四季を通じて害虫から防除します。2つの遺伝子を併せ持つことによって、害虫がBT作物への抵抗性をより持ちにくくなるというメリットもあります。
  • 人や魚、野生動物、益虫には害を与えることなく、標的とする害虫にのみ効果を発揮します
  • 殺虫剤の使用を減らします
  • 生産コストを削減します
  • 収量を高めます

■Ballgardはモンサント・カンパニーの登録商標です。
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